稲田朋美cafestaインタビュー抜粋(文字起こし)

ー国会議員になったきっかけは?

国会議員になるつもりは全然なかったんですけれども、たまたま郵政解散の直前に自民党の議連で自分が当時やっていた裁判について講演をして、たまたまそこに当時幹事長代理でいらっしゃった安倍総理がいらっしゃって、その後たまたま郵政解散になって、郵政民営化に反対した議員のところ全てに刺客をたてなきゃいけなくなって、そこで総理からお声をかけていただいたというのがきっかけです。

ー大変だったんじゃないですか?

大変です。わずか三週間の○○で(聞き取れず)、福井一区で出たんですけど、私は福井生まれですけど4歳までしかいなくて、一区じゃなくて二区の生まれだったので、本当に四十数年ぶりに福井に戻って、たった三週間の選挙で、わずか373票の僅差で小選挙区で勝ったというのが最初です。

ー373票差?国会の選挙でその差っていうのはね、すごいですね。

373票ということでみなさ(373)んのおかげということで、今は乗っている車は全部ナンバーは373です。笑

初代クールジャパン戦略担当大臣になってから、何か地元の物で発信しようと思って、福井は日本の98%以上メガネを作っていますし、世界の20%くらいを作っていますから、メガネをかけようと思ってかけ始めました。

ー国会議員になって苦労した点は?

去年1年(2017年)はすごく厳しくて、ずっと批判もされ続けていましたし、(防衛大臣を)辞任した直後の選挙で、ワイドショーとかマスコミにもずっと追いかけられていましたし、地元の強い後援会の皆様も大変がっかりしたり、離れて行った人もいらっしゃったので、その中での去年の選挙はやっぱりきつかったですね。どの選挙もそれぞれ厳しいですけれども、それでもずっと勝つことができたのは地元のみなさんのおかげだと思っています。

ー地元のためにやったこと、日本のためにやったことを教えてください

新幹線の問題ですとか、地元のさまざまな課題であった道路とかですね、そういうのはしっかり進めることができたかなと思っています。

相当な議論がありましたけれども、財政再建の計画を立てたりですね、今非常に批判されていますけれども内閣人事局ですね、一元的な人事の管理ですね。内閣人事局を作ったということは非常に意味のあることで、政府が戦略的な政策を大胆に推し進めていく、改革を進めていく上においては、人事もしっかりと一元化する必要がありますし、たとえば女性の働き方とか活躍、働き方改革も、霞が関が縦割りでやるんじゃなくて、横串を刺してやることが重要ですので、私はそういう内閣人事局を作ったっていうことは誇りに感じています。

ーこれからはどういうことをやりたいですか?

例えば政調会長の時にいろんな会議体を党の中に作って、歴史本部とかですね、日本の名誉を回復するための特命委員会、それからLGBTもそうですし、財政再建特命委員会とか、自分がすごい、あの思いで作ったいろんな会議体があります。せっかく党に帰ってきたので積極的に議論に参加したいと思います。あと今9階でやっている憲法改正ですよね。

こういう歴史的な議論に参加できるっていうのは、大臣とか政調会長とか関係なくて一衆議院議員という立場で発言力があるわけですよね、ダイナミックですよね、そういった議論にしっかり参加したいと思っています。

ー実は今9階で憲法9条改正の大議論をやっていますから・・

青山案賛成ですよ。私は自衛権の行使も書くべきだと。自衛権の行使と自衛隊と両方書くべき、「必要最小限度」は私も要らないと思います。9条2項を残す以上、当たり前のことですから要らないと思います。あと9条2項を残すことで、限定的な集団的自衛権ということを、限定的な集団的自衛権を認めるということを憲法に書き込むことですから、そういったこともしっかりと説明をしていきたいと思います。今日(2018年3月22日)は相当大きな議論になってるし、なると思います。

ー石破先輩がさっき話をされたら、うちの同期の三回生が手を挙げて「反論!」とかね・・

それが自民党のいいところで、一回生議員でも発言権を持って、同じ、なんというか、選ばれてその地盤から出てきて、一回生も十回生もなくて、たとえ石破大先輩のおっしゃることでも、反論ができるというのは自民党のいいところです。

ー見てみたいって(コメントが)来てるけど・・

フルオープンにしてもいいと思いますよ。

それぞれが自分の意見を言えるという環境は自民党の本当にいいところだし、「最後は決める」んですよね。民主党政権のとき、見てると、議論はやるんですけど「最後決めない」っていうのはよくないと思うんですね。やはり「最後は決める」という、そこが自民党のいいところだと思います。

ー山谷(えりこ)先生が出られた時に、「自民党って勉強してるのよ~」とおっしゃって・・

私もね、全然政治の世界を知らないで来ましたよね。どんなことを政治家はやっているのかなって、なんか夜、料亭で悪巧みでもやってる人たちの集まりっていうイメージですよね、一般人からしたら。でも朝八時から青筋立てて議論している、弁当食べながら・・っていうのを見て、すごいな、ダイナミックだなと思いました。

ー実は私は○○なんです!というのを教えていただいているのですが

実は私は人見知りなんです。政治家になってから2,000人とか3,000人とかの前でスピーチしたり演説したりしますよね。自分では信じられない。とっても人見知りで小さい頃から、人前で話をしたり挨拶をしたりするのが大嫌いだったんです。

でも、変わりますよね。人間って言いたいことがあれば、自分がこれ絶対主張したいって、それ弁護士時代なんですけど、「このことを言いたい」って思ったら言えるんだなということを自分ながらびっくりしました。

ーやっぱり「思い」ですね

だから何を言いたいかってことが詰まってるかどうかってすごく大きいなって思います。

ー(議員には日本のため、そして地元のためという側面がある)

だから両方ですよね。地元のためと、やっぱり日本のため。で、憲法(改正)は私達の党是だし、主権が制限されていた占領下に主権国家の基本法である憲法が作られてしまったっていうことは、私達の真の主権を回復するっていうことでできた自民党としては、この歴史的なチャレンジである憲法改正は絶対にやり遂げたいと思ってます。

ー最後に言い忘れたことがあれば

やっぱり政治家になる気はなかったんですけれど、政治家になる前、数年間はずっと歴史認識の問題に関して裁判に取り組んでいましたが、日本の名誉を守るということも国益だと思うんですね。それは何も日本がいいことばかりやったということではなくて、いわれなき非難ですよね、たとえば慰安婦の問題にしてもそうですし、東京裁判の問題でもそうですけれども、そういったことをしっかりと主張していきたいと思っています。

ー視聴者に最後にメッセージをぜひ

応援たくさんありがとうございます。昨年(2017年)はたくさん試練なこともありましたけれども、しっかりと前を向いて日本のために頑張っていきたいと思いますので自民党をよろしくお願いします。安倍政権もよろしくお願いします。

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