小野寺まさる、川田ただひさが語る「アイヌ利権」

2014年に公開された動画の文字起こしです。

※文字起こしは正確でない可能性があります。


川田ただひさ どうもこんにちは。本日はアイヌに関わる、いわば利権といいますか、もちろんアイヌを否定しているわけではないんですけれども、それにまつわるいろんな問題ということについてですね、なかなかマスコミでは語られない部分もたくさんあって、本当の実態っていいますか、ある意味では真面目にですね、アイヌを先祖とする方々が日本で働かれている方もたくさんいらっしゃるわけでございますんで、そういう意味でですね、本当の意味で、いい意味で考えるためにもですね、このアイヌに関わるいろんな諸問題ということを本日は北海道議会議員の小野寺まさる道議と、私札幌市議会議員の川田ただひさでちょっと考えてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

そもそもですね、北海道にお住まいの方はアイヌっていうのはなんとなくイメージがつくかと思います。で、観光で来られた方もなんとなくイメージはつくかと思いますけども、一体何が問題なんだという部分においてですね、全くイメージがつかない方もいらっしゃいますんで、早くからですね、道議会でこの問題について取り組まれてます小野寺道議にですね、まずアイヌにまつわるいろんな諸問題、最初の経緯ってものをお話していただきたいなと思っております。

小野寺まさる そもそも僕がこのアイヌ問題に携わるようになったのは、オホーツクの方にあるアイヌの支部があって、羅臼(らうす)支部なんですけれども、会員が2名から4名っていうような会員数をずっと保持していた支部が、ある時に急に200人を超えたと。二人から四人の支部がどうやって200人になったのかなということで、その羅臼支部を中心にいろいろ調べ始めた時に、アイヌ民族の定義ってものが無い、誰でもアイヌになれるっていうことがわかって、さらにアイヌ政策に群がる人たちがいっぱいいるってことがわかって、これは大問題だということで調べ始めたっていうのがそもそもの経緯です。

川田ただひさ 結局のところですね、二人から四名だったのが200人になったということで、いきなり人数が増えると。そもそもがどうやってアイヌの方々から言えば、我々倭人という扱いですけれど、その区別ができるのかという部分がですね、非常に不確かなところがあるわけでございますんで、そういう意味でいうとその200名に増えたっていう所以っていうのはどういった形だったんですかね?

小野寺まさる 基本的にですね。今もアイヌ政策ではそうなんですけれども、アイヌの協会の支部長がハンコをついて「君はアイヌだ」と認めた時に、もうその人はアイヌになると。で、実際にはアイヌになった瞬間に、同和問題とも同じなんですけれども、特措法で無くなったその権利がアイヌにはかなりいっぱい付いてくるので、だからそのハンコをついてもらいたいという方々がたくさんいて、まぁ羅臼の場合は別の案件だったんですけれども、それでもアイヌに関する政策のお金が欲しいということで、多くの方がアイヌでもないのに群がって、支部長がハンコを押し続けたというのが原因ですね。

川田ただひさ 私もですね、札幌市議会でですね、このことについて取り上げました時に、これ議場の中で驚きの声だったんですが、どういった定義なのかといったらまず第一に彼らの言うアイヌ民族であること、もう一つはアイヌの方と一緒に生活をし、またはアイヌ民族と認識をした時であるとか、またはですね、確かにこれはいるみたいなんですね。例えば、昔北海道に開拓に来て、だけどもどうしようもなくて子供を置いていったとかそういうのがあるらしいんで、これも百歩譲ってあるんだろうなと。後は先程言ったように理事長なり支部長が認めた者で、だから定義っていうのが無いらしくて、これは非常に驚きでありまして、そもそもがそしたらアイヌであることによって、どのような倭人と日本人と違いがあるのかという特典の話なんですけども、市町村においては先程言いました住宅・建築貸付金ですね、いわば貸付金です。昭和50年代から始まっているんですけれども、利率がずっと2%のままと。ということは、バブル期でも2%のままと。で、今も2%のままという利率で貸しているということですけれども、これ(北海)道ではまだあるわけですよね?

小野寺まさる (北海)道は実際には、住宅貸付資金にしても、実際は国のお金が半分で、あと(北海)道のお金が四分の一で、あと四分の一が市町村のお金ということで、道は常にアイヌ政策には携わっているって考えても間違いではなくて、実際には北海道の人もアイヌ民族について間違った認識を持っているんですけれども、本州の方ならさらにわかんないなと思うのは、多分アイヌの人たちっていうのは大昔から北海道を統治していて、それで明治以降日本人が北海道に入ってきて、その人たちの生活も文化も全てが崩壊されたかわいそうな人たちっていう風に考えている、ということなので、そのかわいそうな人達に色々な政策をしてあげましょうというのがそもそもの考えなんですけど、まずこのアイヌの人たちが本当にかわいそうな人達なのかどうかって事なんですけど、実際には北海道と本州の間には津軽海峡があって、その津軽海峡が、日本人が北海道・蝦夷に行く妨げになったのかどうなのかって話なんですけど、妨げにはなってないです。

だから縄文時代だってずっと行き来はしてたってことは、アイヌ人と呼ばれるようなアイヌ民族もあったけれども、倭人のコミュニティもあったという、その混在しているのがずっと続いている中で、なぜアイヌ民族だけが不利益を被った民族なんだ?というようなところは議論する必要があると思うんです。実際には九州にだって、ハヤトだとかいろいろな民族があって、それがその日本人として吸収されていったという歴史を考えると、アイヌだけとくだし(※聞き取れず)をするのはおかしいと。ただ実際には、そういう様に認識として受け付けられているので、かわいそうな人達だから、その政策をしてあげましょうということで、例えば僕が追及したなかで、いろいろあるんですけれど、大学の貸付資金の問題がありました。これはその質問で改善はしたんですけれども、実際に調べてみると、大学貸付資金なのに受給っていうかお金を貰える制度で、一年間だいたい百万円くらい貰えるんですけれども、調べてみるとほとんどが通信制の大学に通ってると。しかも一年以内に全員自主退学していると。自主退学しているんだけれども、13年間毎年百万円貰い続けた人がいたと。

それを調べると、ほとんどがアイヌ協会の役員だったというような種明かしで、一族、例えば自分の奥さんも貰って、自分の妹も貰って、その家族も貰ってってことで、一族で何千万の貰っているような役員もいたんですけれども、実際に僕がこの質問をして問題点はただしたんですけど、この時に本当に多くのアイヌの人たちから苦情の電話があったんですね。

苦情の電話は、「知らなかった」と。こんないい制度があるんだったら自分の息子に使いたかったけど、使えなかったのは知らなかったからだと。しかも何で役員ばっかりが使ってるんだっていうお叱りを受けて、これはいよいよだめだなっていう思いがあって、アイヌ政策に手をつけたんですけれども。

そういうようなかわいそうな人にお金を使うって言ってる一方で、アイヌ協会の一部の人の利権とか、アイヌ協会につながっている団体みたいな人たちが、お金をいっぱい懐に入れてるってのは実態としてあるってことですね。

川田ただひさ アイヌの人が、北海道にアイヌの人だけが住んでたのかって言ったら、先程小野寺道議が言ったようにそんなわけがなくて、まぁ例えば北海道でも道南を中心として、一千年近くの歴史があるわけですし、現にですね、根室やあるいは稚内まで日本人がたくさんいて住んでるということもたくさんあるわけでございますんで、ある意味では我々日本人も北海道においては先住民族であるということで、私も今回このことははっきりと言ったんですよね。

我々、いわば倭人もですね、北海道における先住民族であるということで述べたわけでありますが、このことについてはなかなか反論できない形でありまして、現に法律的に差別が、アイヌということでですね、されたことがあったのかどうなのか、このことも質問をしたわけであります。そしたらですね、当初はやりとりの中で、正直言いまして、少なくとも戦後はありませんということは答えていたんですが、いざ委員会になりますと先住民族決議を持ち出してきたんですね。で、先住民族決議で、いわば法的には差別されたことはないけども、長年の歴史の中で、簡単に言えば差別をされた経緯があるということを言ってるわけなんですけども、でも先住民族決議にもあるように、法的には差別された経緯はないということは明記されているということを考えると、法律的に差別されたことがないにもかかわらず差別されたと言って、一つのですね、そういう構造を作り上げてってのは大きな問題であると。

(後略)

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