【ガーディアン紙報道】毎日新聞が虎ノ門ニュースからの公開質問状に回答する【プロパガンダ疑惑】

2018年12月28日(金)の虎ノ門ニュースから文字起こしです。コメンテーターは須田慎一郎氏、武田邦彦氏です。

※文字起こしは不正確である事があります。


(前略)

(居島一平) 「独自!毎日新聞から公開質問状の回答が届く」というね、ちょっと読ませていただきます。番組独自のニュースです。イギリス・ガーディアン紙が7日、日本の毎日新聞が中国共産党のプロパガンダまがいの記事を掲載させている、などと報じたことを受け、今週火曜、当虎ノ門ニュースコメンテーターの大高未貴さんが、毎日新聞に公開質問状を送ったところ、昨日、毎西新聞側から正式に回答が届きました。今回の経緯につきましてですね、まず事情を詳しくご覧でない視聴者の皆様の方のために、こちらを御覧ください。VTRどうぞ。

—-VTR1(12月21日金曜日分)—-

(上念司) プロパガンダまでやってるわけでしょ。日本だと毎日新聞というところが何かやってるんですよね。ガーディアン紙の報道によるとね。

(居島一平) 報道機関としては深刻な名誉毀損でしょ?もし事実無根なんだとしたら。

(大高未貴) 取材申し入れしたいくらいですね。

(上念司) 是非、大高さんお願いします。

(大高未貴) しましょうかね。

—-VTR2(12月26日水曜日分)—-

(大高未貴) 毎日新聞に関して出ているのはこの図表だけなんですね。中国が良い話をプロパガンダするために、どのくらい影響を及ぼしているのかという図表で、上に書いてあるのは、発行部数660万部の毎日新聞に中国を良くする記事や広告について、掲載されているということで説明してるんで、ちょっと抽象的なので、毎日新聞に詳しく現状をお伺いしたいなと思って、質問を出させていただきました。

—-VTR終わり—-

(居島一平) ということで改めまして、ここで今回毎日新聞に公開質問状を送付された大高さんと電話がつながっているという事なんで、ちょっと呼びかけたいと思います。大高さん、おはようございます。つながってない?では先に公開質問状の方をおさらいしておきましょうか。

DHCテレビ虎ノ門ニュースで金曜日のコメンテーターを務めております大高未貴と申します。12月21日の虎ノ門ニュースにて、この度、イギリスのガーディアン紙が「Inside China’s audacious global propaganda campaign」(2018年12月7日)という記事を掲載し、その中の図表で『発行部数660万部の毎日新聞が中国を良くする記事(広告)が掲載されている』と説明しております。

記事の主な内容は、中国が国家戦略として世界各国に巨額の資金を投じ、中国共産党のプロパガンダを担うジャーナリストの育成や、プロパガンダまがいの記事を掲載させているといったものです。

具体的に毎日新聞がどのようなプロパガンダ記事(広告)を中国から請け負ったのか、この記事だけではわからないので、以下の質問にお答えいただければ幸いです。

  • ガーディアン紙における毎日新聞に関する報道は事実なのでしょうか?
  • 事実であるなら、毎日新聞はどのようなプロパガンダ記事(広告)を過去に掲載したのでしょうか?
  • 事実でないなら毎日新聞はすでにガーディアン紙に抗議ならびに訂正を申し入れしているのでしょうか?また、それに対するガーディアン紙からの返答はありましたでしょうか?

こういう内容のね、公開質問状という。これを毎日新聞に送ったところ、大高さんお電話つながっていますか?

(大高未貴) はい、大丈夫です。(略)

(居島一平) 大高さん、毎日新聞からこの度回答が正式に届いたということで?(略)では、こちらちょっと読ませていただきますね。ご質問への回答、大高未貴様ということで名指しでいただきました。

25日付けでいただきましたガーディアン紙の報道に関わるご質問について、毎日新聞社社長室広報担当として下記のようにお答えします。ご査収ください。

1)当該記事については当社も把握しておりますが、本文中に毎日新聞社についての記述は一切ありません。唯一、図表類に660万部という数字が記載されていますが、当社としてはその根拠についても一切関知しておりません。

なお、当社では、チャイナ・デイリー社側から広報紙「チャイナ・ウォッチ」を日本で発行したいとの相談を受け、2016年8月より日本語版の印刷、配布に協力することにしました。その際、同社と話し合い、記事の選択、削除、発行取りやめなどの権利は毎日新聞社側が持つようにしました。お読みいただければ分かると思いますが、日本語版は、中国側の宣伝につながるような政治的案件を除いた文化、芸術、スポーツ、観光、経済などに絞ったスタイルとなっています。当社は50年以上前から関係団体の毎日書道会を通じた文化交流の実績がありますが、日中関係がどのような状況にあっても両国間の交流を絶やすことなくお互いの理解を深めることが大事であると考えています。

2) 1)で申し上げた通りです。

3) 1)で申し上げた通りです。

大高さん、この度の毎日新聞側からの回答については、どう率直にお感じでしょうか?

(大高未貴) 早速にお返事いただいたので、ちょっと申し上げにくいんですけれども、やはり毎日新聞、相当困っているんじゃないかというのが率直な感想です。

(居島一平) この文面から?

(大高未貴) はい。問題の根源が、この回答では全く明らかにされていなくて、特に2つ指摘したいんですけれども、最初の1行に「本文中に毎日新聞社についての記述は一切ありません」とありますが、これ、書いた方ね、英文のガーディアン紙全部読んでないのかなと疑いたくもなるような書き方で、確かにその毎日新聞について、文章としては無いんですが、先程紹介したあの図表の前後の文脈を読めば、明らかに毎日新聞がチャイナ・ウォッチという媒体を新聞の中にすりこんで、日本にばらまくことによって、プロパガンダを担っているという文章構成になっているので、「一切関係ないんですよ」みたいな記述は、そういうニュアンスでは決して無い紙面構成なんです。

(居島一平) だいぶ無理がありますよね。

(大高未貴) はい。実際にチャイナ・ウォッチというのが、世界30カ国以上、提携してね、世界の有力な新聞と。それでその中身というのが、広告なのか中国の宣伝なのか、微妙にわからない形でプロパガンダがなされているという事をガーディアンが指摘しているんです。だから私もね、冬休みの宿題としてチャイナ・ウォッチを読んで、毎日新聞が言う通り、中国側の宣伝につながるような政治的案件は一切書かれてないのかどうかチェックしてみたいなと思ってますけど。

(居島一平) はい、そうですよね。それでこの2と3なんですけど、大高さんのご質問でガーディアン側に訂正ないし抗議はしたのかという質問には、これ答えになってないですよね?

(大高未貴) なってないですよね。だから、これ結局抗議してないと受け止められますよね。そうするとね、これ新聞社としてどうなのかなと思って、ガーディアンのメインタイトル・出だしがすごいですよ。「中国の図太いグローバル・プロパガンダキャンペーン」というのがメインタイトルなんです。その記事の中に毎日新聞と出てるので、もしプロパガンダを担っていないのであれば、やはり虎ノ門に返事する前に速急にガーディアンに問い合わせなり、抗議なり、何らかのアクションを起こしてしかるべきなんじゃないかなと思うんですけど。不思議ですよね。毎日新聞の回答。

↓続きは動画で御覧ください。

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