安里繁信日本青年会議所2009年度会頭受諾スピーチ

失礼いたします。常陸宮・同妃両殿下のご臨席いただいている中で、内閣総理大臣・麻生太郎先輩を始めとする敬愛してやまない歴代会頭の皆様方にご介添えを賜り、本年会頭である小田 與之彦会頭から栄誉あるプレジデンシャルリーション(?聞き取れず)を引き継ぐにあたり、これまで感じ得たことのない、大きな大きな感動と、加えてこの職の重さに心が震える思いであります。

私が社団法人日本青年会議所2009年度第58代会頭を担うことになりました安里繁信であります。

私はほとんどの皆様とは違い、日本人として生まれたのではありません。大東亜戦争の敗北により切り離された琉球民政府の民としてこの世に生を受けました。

であるがゆえに国家国民の主権の尊さを誰よりも強く思う男であります。そして祖国復帰をおぼろげながら記憶にとめる真の愛国者であります。

これまでのこの組織の指導者の皆様とは違い、決して毛並みのよくない男ではありますけれども、これまでの先輩方とは違いさわやかなメッセージをみなさんに届けることはできないかもしれない。

しかし常に己の言葉で魂をこめて、私自身の生き様を語ってまいることをこの場でお誓い申し上げます。

どうか、同士のみなさん、逃げずに正面から安里繁信と向き合っていただきたい。

思います。

今の俺達に天下国家を論じる資格はあるのかどうか、その前にきっちり親孝行をしてるのか、地域の未来を語る前に我が社の明日をしっかり描けているのか。一番身近にいる子供にこの国に生まれて本当によかったって言ってもらいたい。

そうは思うけれども、あんたの背中を見て子供は未来を明るく描けているのだろうか?

この国を語る前に己自身を律することから始めようじゃないか。全ての原因、我に在り。自分づくりから国づくりを考えていこう。

優しくあるために強くなる。この会場に私の最愛の妻が片隅で見届けてくれてます。その腹ん中には新しい命が授かっとるんです。

まだ見ぬその子に心から誓います。父ちゃんは強く生きる。お前を命がけで守り抜くために。

優しくあるために強くなる。この世に生をうけ、この時代を担う青年経済人として、これまでの行き方を振り返りつつ、これからの将来に向けての歩みを考えるにあたり、各々が強靭な思想と哲学を身にまとい、ぶれない確固たる信念を持った自分と出会うことが何よりも必要なのではないか。

世のため人のために生きるって言葉が陳腐に聞こえてくる悲しい時代だからこそ、愛に満ち溢れた強いJCによるadmire型社会の実現。世界から最も頼りとされる優しい国家。

まことの日本建国に向けて、この男はみなさんが、この男にプライドを預けると言っていただくにふさわしい男かどうか、しっかりと見届けていただきたい。

俺はみなさんのプライドになる。生涯この行き方を貫き通すべく、まずは2009年度、最高の一年をお約束をさせていただきます。

共にこの国を明るく元気にしてまいりましょう。一年間どうぞよろしくお願いをいたします。

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