新唐人TVの共産主義の陰謀を暴く映画「アジェンダ:アメリカを蚕食する」(1)から文字起こしです。
※文字起こしは不正確である可能性があります。
(前略)
この映画はアメリカにおける共産主義運動が、どのように発展してきたかを追い、教育、文化、メディアなどあらゆる面で共産主義に蝕まれているアメリカの現状を分析しています。
「アジェンダ:アメリカを蚕食する」は2010年に公開されたドキュメンタリー映画です。監督のカーティス・バウワーズ(Curtis Bowers)さんは、アメリカにおける共産主義発展の歴史と、マルクス主義とリベラリストの関係について研究してきました。
映画の中で監督は、共産主義がアメリカの内部に浸透し、道徳・信仰・教育・経済を破壊し、最終的には国全体を破滅に向かわせるための計画を練り上げ、長期にわたって着々と実行してきたことを指摘しています。
バウワーズさんは1992年の夏、ある偶然の機会に共産党の会議に出席しました。ソ連崩壊後まもない時期だったため、共産主義者らが何を計画しているのかについて興味を持っていました。その会議では、共産主義をアメリカに浸透させるための計画と方針が練られていました。当時、大学院生だったバウワーズさんは、途方もない実行不可能な計画だと思っていたと言います。
それから15年後、バウワーズさんは州議会議長に任命され、新聞に文章を発表しはじめました。ある日、次の文章のテーマについて考えていた時、ふと1992年に出席した共産党の会議のことを思い出しました。
驚いたことにあの会議で掲げられていた共産党の目標と、その後アメリカがたどった変化が見事に一致しているのです。今日のアメリカでは、家庭が崩壊し、環境保護運動が自由経済を破壊する大きな流れとなり、同性愛運動への異議をとなえると犯罪者扱いされるなど、共産主義のアメリカ破壊計画は成功を収めていると気付き、この事実を人々に知らせなければならないと思ったのでした。
2008年1月、バウワーズさんはこの共産党会議をテーマにし、共産主義がいかにアメリカに浸透し、文化を破壊してきたかを綴った文章を発表しました。文章は大きな反響を呼び、人々は事態の深刻さに驚愕しました。
映画の中では一部の社会現象を取り上げ、その発生の原因を分析しています。映画を見て、多くの人が真相に気がついたとバウワーズさんは言います。
バウワーズ氏「支持者が送ってきた本に1958年から似たような目標が書かれていて、私の注意を引いた。『裸の共産主義者』(The naked Communist)という元FBI捜査官のクレーオン・スカウセンが書いた本で、1958年に共産党が掲げていた45項目の目標が書かれていた。その目標を一つ一つ詳しく見ていくと、彼らは緻密な行動計画を策定していて、アメリカを内部から破壊し、乗っ取ろうとしていたことがわかり驚愕した。」
映画の中では、共産主義の目標をいくつか取り上げています。
例えば28番目の目標は「政教分離の原則に反することを理由に、学校での祈りの時間を廃止すること」です。
40番目の目標は「家庭制度への信頼を喪失させ性の乱れや離婚を推奨すること」。
17番目の目標は、「学校を社会主義理念を植え付ける洗脳の場とし、カリキュラムを和らげ学力を低下させ、教職員協会を支配すること」。
24番目の目標は、「わいせつな行為や不道徳な行為を制限する法律を『検閲制度』と呼び、言論の自由の侵害だとしてこれらの法律を撤廃させること」。
さらに25番目の目標は、「出版物や映画やテレビなどでポルノを宣伝し、道徳基準を破壊すること」。
26番目の目標は「同性愛や性的倒錯、性の乱れを正常で自然な健康的なものとみなすこと」。
20番目と21番目の目標は「メディアに浸透し、ラジオ・テレビ・映画業界の重要なポストにつくこと」。
27番目の目標は「教会に浸透し、啓示宗教から『社会的』宗教に取って代わらせ、聖書への信仰を喪失させること」。
これらのことは一体なぜ起こったのか?なぜこんなにも多くの具体的な目標が実現されているのか?偶然といえるのか?何か恐ろしい見えない力が綿密な計画を立てて、意図的にアメリカの文化を蝕んでいるのではないか?と映画では問題を提起しています。
次回は共産主義がどのようにしてアメリカを蚕食してきたかを紹介します。
↓詳しくは動画で御覧ください。