青山繁晴、佐喜真淳候補応援演説文字起こし 2018.9.26

2018年9月26日、豊見城市役所前の演説動画から文字起こしです。文字起こしは不正確である可能性があります。


みなさんこんにちは。参議院議員の青山繁晴です。

今日、ここに来るのを誰にも頼まれてません。自由民主党にも頼まれていない。安倍総理にも頼まれていない。本当はさきまさんにも頼まれていない(笑)。

誰かに頼まれて来たりしない!

祖国の沖縄、日本の誇りの沖縄、その沖縄県民のためにこそ、今朝、東京の国会からこの沖縄にやってまいりました。

みなさん、豊見城でこんなに大勢の方に迎えていただける。ありがとうございます。

この話が終わった後、降りていってみんなと握手したい。希望の方にはハグもいたしたいと思います。

実は僕はこの沖縄に40年、ずっと通い続けてきました。それは、ご存知の方、いらっしゃるかもしれません。実は南部戦跡の中のあまり知られていなかった白梅の塔、その自決壕、そこにおまいりするために26歳の時からずっと通ってきたんです。実は今朝も早い飛行機に乗って、まず白梅の塔に行き、お水とお花を捧げ、そしてあの暗い自決壕の中に入って、みなさん選挙演説でこんな話は珍しいかもしれませんが、40年前からすると随分たくさんの少女が、どこかはっきりとはわからないけれども、おそらく天上にお帰りになった。随分明るくなりました。でもまだ、おかっぱ頭の女の子一人とお下げ髪の女の子一人と15、16の女の子二人がまだ残っていて今朝もはっきりそれを感じました。

そして僕はこの後本当にみなさんの所に降りて握手だけじゃなくて、ご希望の方とハグしますけれど、それは本当は73年前の沖縄戦の学徒隊、今の言葉で言えば学徒看護隊の生き残りの少女が、今80代後半のおばあさまです。来るたびに僕はそのおばあさまとハグします。そうすると僕の腕の中で、おばあさまが本当に15、16の沖縄戦の時のままの少女に戻られます。

そのおばあさまに実はいつも申し上げているのが、みなさんは悪い日本に騙されて沖縄戦で苦労されたんじゃない。人のために生きる。自分のためじゃなくて、天皇陛下が毎晩、私達のために祈ってくださるように、ご自分のためには一度もお祈りされないように、私達はみな、人のために生きる文化ですから。

沖縄はまさしく、祖国の沖縄。祖国復帰運動で祖国という言葉を、敗戦後の日本に教えてくれたのは沖縄ですから。だから、人のために生きるためにみんなと一緒になって、本土から来た当時の青年や中年の男性たち、ただのサラリーマンや役場の職員が兵士として、この沖縄に来て、この沖縄を守るために、一緒に、この沖縄を捨て石にしたんじゃなくて、沖縄を愛するから来た。そのことを、実はおばあさま方は語り部として語られていて、今まで私達は違うことを話してきたんですかと聞かれたんで、話されてきたことは尊い、命をかけて話されてきた、でもその上で、実は祖国の沖縄は、沖縄は昔から、中国ではなくて日本の沖縄であって、それを守ろうとしてこられた。誇りある、73年ですという話をしてきました。

その中で僕は一度も白梅の、白梅というのは念の為、沖縄県立第二高等女学校の学校のマークでした。沖縄県立第一高等女学校と沖縄師範学校女子部のひめゆりの方々は知られていても、実は全部で9つあって、沖縄二工場、三工場、私立の女子校、農業専門の女子校、その学徒看護隊は、すいません、ありのままに申します。遠慮なく言いますが、沖縄県民からも忘れられていた。それを一緒に思い出すための40年でありました。

一度も少女の側にお願いをしたことは無いです。いつも僕は、みなさんがあって、今の僕たちがいるという感謝を申し上げてきました。今日だけは、二人残っている、一人はおさげ、一人はおかっぱの女の子に申し上げたのは、次の四年間が沖縄にとってどれほど大事か、この四年間で中国からの観光客がいっぱい増えて、それで十分沖縄は潤ったように見えるけれど、沖縄県民の所得はちっとも増えていない。全国で一番少ない213万円のままです。

そして中国からの観光客、温かく沖縄の人らしくお迎えしている、素晴らしい、同時に中国共産党が「行くな」と言ったら、一人の観光客もあっという間に来なくなってしまう。その方々をこれからも温かくウチナンチュらしく、沖縄らしくお迎えするには、土台が必要で、それは本土の日本にも出来なかった資源産業を作ることです。

沖縄は本島も石垣も波照間も黒島も、どこもどこもみんな西表も海に囲まれています。だからずっと苦労なさってきた。でもそれは今本当は逆になっていて、沖縄の海には日本で初めての自前資源の凍ってる天然ガスのメタンハイドレートが山のようにあって、不肖僕は想像の話は一言も言わない。14年間、ずっと私費を投じて、今日沖縄も自費で来ましたが、私費を投じて実際に沖縄の海からもメタンハイドレートの白いかたまりをつかみだしてきたんです。メタンハイドレートは要は、海の底で天然ガスが凍ってるだけです。

(中略)

同時に経済と行政のいつも分かっている人が必要です。名前が知られているだけでは、そんなことはできないし、この沖縄県庁だけで済むことはできないんですよ。必ず政府と協力をし、それだけじゃなくて、すいません不肖私は安倍総理にも言いたいこといつも言っています。

外国人労働者受け入れ拡大反対!消費増税反対!日韓合意反対!・・いったい何の演説でしょうか?(笑)

要は言いたいことを、言うべきことを自分を捨てて言える人でないといけない。それが新しい知事です。さきほど佐喜真淳さんと握手をし、もう一度話した時に、確信しました。自分の命と人生を沖縄のために捨てる覚悟ができている。自分の利益のために考えているところがない。

沖縄はよい機会を今回掴んだんです。さきまあつしさんを信じて、さきま淳さんを信頼するから僕は今日来ました。

もう一回くどいけど言いますと、自由民主党本部にも安倍総理にもさきまさんにも、頼まれてない。そうじゃなくて、僕の本音を言うと、沖縄ほど愛した場所はないです。神戸で生まれ、そして東京で仕事をしてきました。故郷の神戸と全く同じように40年愛してきたのがこの沖縄です。ずっと僕の片思いです。片思いの最後に一個くらい願い聞いて(笑)。

さきまさんなんて聞いたことがないって人が多いんですよ。それはそうですよ。宜野湾の市民には知られていても、この宜野湾から遠くない豊見城でも、みんななかなか知らないですよ。そりゃ僕だってこので市長(※聞き取れず)の名前知ってるけれど、隣の西村市長って言ったらわかんないですよ。

そういうことにごまかされないで、必要な人を選んでください。僕の話をきっかけにもう一度ご自分で考えて、ご自分で考えたことだったら、家族とも職場の人とも居酒屋で会う人とも話し合うことができる。

意見の違いは違いのままでいいんですよ。そのままでいいから、一致できる点だけ探してください。

中国の観光客にお願いする沖縄経済を子どもたちに渡せるんですか?ある日突然観光客が来なくなったら一体どうするんですか?これからも中国の方を温かく迎えるためにこそ、土台の産業が必要です。それも沖縄は本土ができなかったことをやって、まさしく若い人も高齢者も誰も彼も自信と誇りを持てる沖縄にしてください。そのためには資源産業をどうぞ一緒に作りましょう。

みなさん僕は本当に今回、願いと祈り、祈りです。知名度があるとか無いとか、そういうことに左右されないで沖縄県民が自分の考えで新しい知事を作り出してください。

(後略)

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