河添恵子氏が推測するファーウェイCFO猛晩秋と張首晟の関係

林原チャンネルのノンフィクション作家・河添恵子#11-1★ファーウェイ&ソフトバンクの危機◉中国IT企業vs米国の動向から文字起こしです。

※文字起こしは不正確であることがあります。


(前略)

ファーウェイのCFOの孟さん、女性ですけど、孟(晩秋)さんが対イランの経済制裁をめぐる詐欺容疑ということでカナダで逮捕され、巨額の保釈金8億5千万円で保釈されたということが報じられました。

これはファーウェイにとってと言うよりも、中国のハイテク技術、まぁ軍事産業なんですが、そういったところの終わりの始まりではないかという風には見ています。日本語のメディアでは基本的に報じられなかった、私の書いた内容になるんですけれども、同日(2018年12月1日)にある大物の中国の方が自殺をしました。

それはスタンフォード大学で物理学の終身教授の身にあった張首晟さんという方なんです。この方はトポロジカル絶縁体と量子スピン効果で画期的な成果をあげて、将来のノーベル賞受賞の候補であるとまで言われていました。歳は1963年生まれですから、実は私と一緒の年齢になるんですが、その方が大学構内で自殺をしたということが、中国メディアでは大変な話題になりました。

なぜかといいますと、これは林原チャンネルでも以前お話させていただいたんですが、2008年から1000人計画という計画が始まっています。この千人計画というのは、理系の頭脳優秀で実務もやっていて、ある程度のレベル、大企業の技術部長とかやっているような中国系の方をリクルーティングして、中国の発展のために働く。

本人自身もその人材だったわけですが、何をしていたかといえば、ほとんど産業スパイのグループであるという認定をされていて、FBIが2005年から捜査をしていたわけです。この自殺された張さんも、その捜査対象になっていたと言われているんですが、結果的に、ファーウェイの孟晩秋さんが捕まった日に、奇しくもと言いますか、自殺をされたわけです。

このファーウェイの孟さんに関して言いますと、もちろん創業者の娘であることとか、次期最高責任者になるであろうと今年から言われていたわけですが、彼女自身の一つの専門は、アカウント(accounts)、要するに経営とか管理、そっちの方です。技術に詳しいわけではないわけです。

ところが本人は少なくとも7つのパスポート(を保有している)と言われていて、そのうちの3つは香港が出したパスポート、そしてそれ以外の4つは中国の政府が出したパスポートを持って、世界をいくつかの名前といくつかの年齢で飛び回っていたわけですが、果たして対イランに対していろんな武器なりを売っている、もちろんそれも重要だったと思いますが、それ以外の何か、逆に技術を仕入れるための交渉なのか、動いていた可能性もあるという風に考えられるわけで、秘密の特務をしていたと考えられるわけですが、それをもしかして指示を出したんではないかと言われているのが、この頭脳優秀な張首晟さんということになるわけです。

実は張首晟さんは、江沢民の長男(江錦恒)と一緒にこの千人計画を始めたと言われていて、この長男、江錦恒さんの大学が上海科技大学という所、そこの特任教授もやっています(江錦恒は学長)。もちろん清華大学でも客員教授という立場であるんですが、アメリカが今何をしているのかというと、経済的な発展、それから技術の向上というのは、すなわち軍拡です。

で、軍拡ということで、世界一の軍事力を持つということは、中国共産党政府による赤い革命、世界革命が起きる可能性があるわけです。それを是が非でも阻止するというための戦いというか動きに出ているのが、この2018年だったようですが、その様な動きになってきたのは、2016年くらいからだったという風に考えられます。

(略)

(質問) ソフトバンクとファーウェイは強い関係がありますか?

(回答) 間違いなく関係あります。というのは、ソフトバンクの移動通信の拠点というのは、ファーウェイが、これはちゃんと調査していないというか情報ですが、無償で作っていたと言われているんですね。で、ソフトバンクさんは言っているほどお金がないというか、いずれにしても拠点を作っていってると。ということで、この間、通信障害があったのは、「もし我々の言うことを聞かなければ、こんなことが起こっちゃうよ」ということをやられたのかなって私自身は思ったりとか。

だから、ソフトバンクのスマホを持ってる方は、中国に囚われの身というと言葉は良くないかもしれないけれども、それに近い状況だということですよね。今、通信というものが万能の機器になっていて、パソコンの役目もしてるし、もちろんどこに行っても人とコンタクト取れるような状況になっているわけですが、それを誰が握っているのかというのは、スマホを持っている人が握っているつもりであるけれども、それが機能しなくなったら、何の意味もなくなるわけですよね。で、その機能しなくなるようにできる力を誰が持っているかといえば、下手したら中国共産党のある一部分の強い力が、それをコントロールする力をもう既に持っているということが、やっぱりこの間の通信障害でちらっとそういう事を示したんではないかなという風に、私だけではなくて、そう思っている方はそれなりにいらっしゃると思います。

↓続きは動画で御覧ください。

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