河添恵子氏が語る中国臓器狩り

林原チャンネルのノンフィクション作家・河添恵子#11-2★中国臓器狩りの真実◉人道を超えた臓器売買&移植手術の実態から文字起こしです。

※文字起こしは不正確であることがあります。


(前略)

これについて、もちろん法輪功学習者の方たちは、早くから、もう90年代の終わりから2000年以降、いろんな人権団体に訴え始めていました。そこで最初に動いたのがカナダの元国務院の方(※国務省の人、デービッド・キルガー氏)、そしてもう一人は人権弁護士の方(※デービッド・マタス氏)だったわけですけれども、どういうことかと言いますと、法輪功学習者の方、日本にもたくさんいらっしゃいますが、たまには親に会いたいということで、お金を貯めて日本から北京の空港に入って、そして両親の元に会いに行くと。そういったことをしたいし、していこうとしたわけです。

どうも、空港、北京でもいいし上海でもいいんですが、空港でその後別室に運ばれて消えているそうなんです。要するに両親と会った形跡が無いまま、行方不明になっているということが、もう20年弱前から、分かっていたんです。

さらに、実はある時にこれが明確なったんですが、2006年の事になります。2006年にあるお医者さんの妻だった人が告発をします。アメリカでします、皆の前で。自分の元夫は、移植医師であったと。そして移植医師であるうえで、法輪功の学習者の臓器をそのまま取って、移植をするような手術をしていたということを言ったわけです。

もちろんそこから、真剣にカナダの方、イギリスのジャーナリスト、それからアメリカに移っていた中国の元軍人の医師などが動いていきます。

で、結果的に言えることなんですが、中国の公式発表で言いますと年間の臓器移植の手術は1万件から1万5千件くらいという風に公式に出しているんですけれども、国際NGO団体が(略)調べましたら、推定、少なくとも6万件から10万件の臓器移植手術が行われているということが分かりました。

しかも重要なのはそのドナーの登録といった制度が全く機能していないなかで、なぜか手術だけは行なうことができる。これは何なんだということになるわけです。

しかも法輪功学習者の方で、ほうぼうの体で収容所から逃げることができて、タイ等に亡命した方が話をしているんですが、乱暴を受けて暴行を受けて、そうした収容所でひどい目に遭っているんですが、定期的に身体検査が行われていたと言われているわけです。

それは血液の検査、心臓の検査、腎臓の検査、肝臓の検査などが行われていたと。それはいわゆる、日本でいう人間ドックみたいなものだと思うんですが、大きなバスに乗せられて、そこで検査をしていたといったことまで証言で出ているわけです。しかもある日突然、そういった中から、どこかに呼ばれて二度と戻ってこない。要するにそれが何を意味するのかということも、世界の調査機関が証拠と共につかんでしまったと。

そして2018年の12月からロンドンで民衆法廷というのが始まりました。私これ初めて聞いた言葉で、民衆法廷とは何なのかと言いますと、国連とかそういった国際機関、人道的な機関がちゃんとした方法で解決をしてくれない、裁いてくれなかったりする、そういった問題をイギリスでやっていくのが一つの民衆法廷という形であって、勅撰弁護士、すなわちエリザベス女王陛下から権威を委託された弁護士の先生を中心として、専門家達が集まって、法廷を行い、そして公聴会が行われると。もちろんそこには専門家とか被害者といった人たちが法廷に立つということがあり、国際人権デーというのに合わせて、12月の三日間行われたという風な報道がされています。

現地のこれに関わっている方から、私もいろいろ情報をいただいていまして、生々しい色々な被害者たちの声というもの、それから調査機関からの話というのが出るんですが、もう既にネットでもいわゆるおとり捜査をして、中国側の病院がどのような対応をしているかというやりとりの声というのは、中国語と英語のテロップではもう出ていたんです。

ですから私はそれを見ていまして、言葉はあまりよくないんですが、ピザを頼むような感覚なんです。「ピザを一枚家に運んでくれ」「OK、わかった。2時間でいくよ。サラミね。サラミが乗せてあるピザね」みたいな感じの非常に軽い話で進んでいくわけです。

↓続きは動画で御覧ください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする