鬼木誠議員の国会質問「NHKは見たくなくても支払い拒否できない、今の日本で異例の課金システム」

鬼木誠議員の国会質問の動画から文字起こしです。

※文字起こしは不正確であることがあります。


(鬼木誠) まず、NHKについてですね。NHKの収入、どういう収入によって成り立ち、そしてどういう位置づけの放送機関なのかお尋ねします。

(NHK側) 平成25年度予算における事業収入は、6479億円で、このうち受信料収入は全体の96%にあたる6221億円です。

(鬼木誠) NHKは主に受信料によって賄われている公共放送であるということを確認しておきたいと思います。最近のNHKはおかしいという事を多くの国民が言っています。その認識が私の側とNHKさんの側と、隔たりがあるかもしれませんが、多くの国民が疑問を感じているというのが私の認識でございます。

国民から半強制的に受信料を徴収する一方で、国民の自尊心を傷つける、自虐的・反日的番組を多数放送していると。よくNHKを国営放送だという人がいます。公共放送なのか国営放送なのか、そのことも国民はわからない。NHKの言うことは正しいと思って見ている。そういう自覚を私はNHKに持っていただきたいと思っているんですね。

したがって、このNHKで自虐的な報道、反日的な番組というのを連発されますと日本国民の歴史認識までも歪んでくると。その番組を作っている、元になるのは、国民から半強制的に徴収したお金でありまして、それによって国民の自尊心を傷つける番組を連発して、そして歴史認識にも新たなスタンダードを作ってしまうような番組構成は、公共放送としていかがなものかと私は疑問を禁じ得ないのであります。

思想・信条・言論・表現の自由ではありますが、公共放送がこういうことでいいのかというのが私の問題提起でありますが、NHKさんはどうお考えになりますでしょうか?

(NHK側) お答え致します。NHKは放送番組を作るにあたって、公表している放送ガイドラインに沿って、番組を作ることにしています。

(鬼木誠) 公平公正であり、事実に基づいた、きちんとした調査に基づいたという風な、いかにも中立公正な答弁ですので、私もお言葉を返すようではありますが、例えばですね、麻生政権がもう最終盤の頃ですね、NHKのニュースか報道番組か忘れましたが、国民がやっぱりこれはNHKの報道だと思って見るような番組の中でですね、「末期症状をむかえた麻生政権」と言ったわけですね。末期症状かどうかという人は、事実を見た人が「末期症状だな」と感じる主観でありまして、これを「末期症状を迎えた」と公共放送が言うっていうのは、これ本当に公正なのか、中立なのか?

事実を客観的に伝えるのが、役割なんじゃないかということで、公共放送、これでいいのかと憤りを覚えたことを私は思い出しております。

去年2012年8月、ロンドンオリンピックがありました。その時に私はたまたま数日間、中国を訪れておりまして、手持ち無沙汰にテレビをつけてですね、NHKをやっぱりつけるわけですね。日本語で、オリンピックどうなっているだろう、ニュースどうなっているだろう、NHKをつけるわけです。

するとそこではですね、オリンピックは一切報道されない中で、8月ですから、やはり反戦番組、自虐番組、そして反日的な放送のダイジェスト版がずっと流れてたわけですね。ずっと。これを見た、中国の方、外国の方はどう思うだろうかと。

その、中国での出来事ですね。海外にも放映されるわけですよ。そして、これを日本の公共放送がこれをオーソライズしたということとして、国際社会にとらえられかねないわけですね。このことについてNHKさんはどうお考えになりますでしょうか?

(NHK側) 去年、8月にですね、放送した、8月15日に放送したNHKスペシャル「終戦なぜ早く決められなかった」という番組については、平成24年度の文化庁芸術祭テレビドキュメンタリー部門の優秀賞を受賞しておりまして、番組に対して一定の評価をいただいているものもあると考えております。

(鬼木誠) 私の身の回りには老若男女問わず、こんな放送局には受信料払いたくないっていう人がいっぱいいるんですね。しかし現在、その消費者の側には選択の自由が無いんですね。見ない、嫌い、だから払いたくない。見ない、私は見ませんから、見なくていいですから、っていう人も選択の自由が無い。テレビを持っていたら必ず(受信料を)徴収される。嫌いでも、見たくなくても、支払い拒否ができないという、これは本当に今の日本の中で、異例の課金システムなんじゃないかという風に思うんですね。

↓続きは動画で御覧ください。

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