嘘がバレてもかまわないので情弱をだまそうとするテレビ(柴山文科大臣の発言に関して)

2018年10月9日(火)の虎ノ門ニュースから。コメンテーターは百田尚樹氏、ゲストは和田政宗氏です。

※文字起こしは不正確な可能性があります。


居島一平 柴山文科大臣のご発言ということでね。「活用推奨する考えない 教育勅語めぐり柴山文科相」というね、このニュースから本日深入りまいりましょう。共同通信によりますと、柴山文科大臣は5日(※2018年10月5日)、教育勅語の内容は一部評価できるとした就任会見での発言について、教育勅語の活用を推奨する考えはないと釈明しました。柴山大臣は今月2日の就任会見で、教育勅語に関する質問に普遍性を持っている部分があると答えました。また、同胞を大切にするといった基本的な内容をアレンジして教えていこうという動きがあるとして、検討に値するとも語りました。これらの発言について、柴山大臣は5日の閣議後の記者会見で教育勅語を復活させると申し上げたわけではない、政府レベルで道徳なども含めて、教育現場に活用する考えはないと話しました。また教育勅語そのものから離れ、友人を大切にするという考えは現在の教育にも通用するということで申し上げたと釈明しました。柴山大臣の発言を巡っては、批判が相次いでいて野党は国会で追及する姿勢を示しています、となっております。

百田尚樹 これに関しては和田さんもいろいろ言いたいことあるでしょうけど、まずこの柴山さんの発言に関してね、私がちょっと言いますと、これは今回も改めてメディアのひどさというのが明らかですね。

和田政宗 これはひどいですね。

百田尚樹 柴山大臣が記者会見で出た時に、記者がまず質問したんですね。どこの記者でしたかね?

和田政宗 NHKです。

百田尚樹 NHKの記者が質問した。「教育勅語についてどう思いますか?」と。それに対して、教育勅語について聞かれたんで、教育勅語についてお話したと。そうするとメディアが、柴山文科大臣はいきなり教育勅語について言及したということでね、(記者が)自分から聞いといてね、「教育勅語はどうですか?」「教育勅語についてはこうこうこうで」言うたら、もう「いきなりこいつは教育勅語の話をしだした!」言うてね、メディアが一斉に書くんですよね。まるで、(柴山大臣が)自分から教育勅語の素晴らしさを訴えたみたいな形で書くんですよね。このメディアのやり方っていうのは、大昔からですからね、大昔から内閣が改造して新しい大臣が就任すると、必ず記者会見で記者達はそいつの失言を引き出そうという質問をするんですよね。今回、失言でも何でも無い。教育勅語についてどう思いますかって聞いて、教育勅語にもなかなかいいもんはあると言うただけで、この大臣はいきなり教育勅語を推奨するような、こんな大臣だと言うて書くんですよ。ひどいな~。

和田政宗 NHKの記者の質問も、過去、文部科学大臣が過去肯定的な発言がありますけれども同じ考えかという事で、いわゆるその過去の文部科学大臣と同じ考えかということで聞いているので、「同じ考えです」ということで前例踏襲しているわけであって、百田さんがおっしゃったようにメディアの書き方は、いきなり柴山新大臣が踏み込んでいったかのように書いていて、NHKの記者のこの質問もいわゆる聞いてない振り。いきなり柴山大臣が踏み込んで発言をし始めたというような形で、これ全く前例を踏襲した発言であって、柴山大臣、非常に頭の切れる方なので、で、また保守政治家であるので、過去の文部科学大臣の教育勅語に対する発言というのは、おそらく手元に資料もあったでしょうけれども、頭に入っているはずなんですね。だから失言でもなんでもないですね、これ。

百田尚樹 無理やり失言に仕立て上げるというこのメディアのやり方、でもね、これは20年前なら通用したんです。インターネットが無いからね。ところが今は通用しないんですよね。本当はね。記者が最初に質問をしてる、それがすぐに明らかになる。にもかかわらず、こういう事をやる。つまりね、ばれるのも分かっていながらやるんですよ。これ、どういうことかと言うとね、どうせテレビ見ている人間は、半分以上はそれを知らんと。ネットで実は本当はこういうことだというのを、半分以上はそれを知らないと。だから一部でばれてもいいんだと。大量のバカは騙したら勝ちだというね、そういう開き直りとしか見えないですよね。

居島一平 極言すればそういうね。はい。

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