江崎道朗氏が解説するヴェノナ文書

2018年12月4日(火)の虎ノ門ニュースから文字起こしです。コメンテーターは百田尚樹氏、ゲストは江崎道朗氏です。

※文字起こしは不正確な可能性があります。


※特集「暴かれたコミンテルンの真実」から

(前略)

(居島一平) 「アメリカ政府が公開したヴェノナ文書で歴史の見直しが進んでいる」。これが日本と日本人にとって、どんなすごいことかということなんですが、江崎さんにご解説をお願い申し上げたいと思います。

(江崎道朗) このヴェノナ文書というのはですね、アメリカ政府が1995年、ちょうど今から20年くらい前ですね、に公開したもので、1943年から47~48年くらいまで、アメリカの陸軍の情報部がですね、アメリカ国内のソ連のスパイとソ連本国の機密電報を秘密で傍受してたんですね。傍受した理由は何かというと、どうもルーズベルト民主党政権の動きがおかしいと。アメリカ陸軍の人ですよ。要するに、まぁ鳩山民主党政権がどうもおかしいということで、当時の日本の警察や軍が、官邸と中国の秘密電報を傍受したみたいな話。

(居島一平) 例えて言えば。

(江崎道朗) 例えて言えば。

(居島一平) あくまで例えですよ。

(百田尚樹) 当時まだ暗号が使われておったんですね。

(江崎道朗) そうです。で、その暗号電報をずっと情報収集して、暗号を解読しながら、どういう事がわかったのかということを明らかにした、ヴェノナプロジェクトというんですが、ヴェノナ作戦でできたこの機密文書がだいたい5000頁分あるんですが、これが1995年に出まして。

(百田尚樹) この95年に出たというのは、ソ連の崩壊がやっぱりあったんですよね?

(江崎道朗) ソ連の崩壊って問題ともう一つは、第二次世界大戦が終わってちょうど50年目なんです。アメリカというのは民主主義の国なので、情報公開をするんですね。50年経ったら、基本的に国家の機密文書も情報公開するという基本的なルールがあるので、そのルールに基づいて、ヴェノナ文書を全部公開をして、で、公開した結果、日本が戦争を相手にしたアメリカのルーズベルト民主党政権の中に、ソ連のスパイがうじゃうじゃいた事がほぼ確定してしまったと。ということで、長らくアメリカ国内でも論争があったんですが、アメリカの政府の公式文書なので、もうこれは否定の仕様がないという話になりました。

(百田尚樹) 以前からも、それからこのヴェノナ文書が出てからも、よく言われているのは結局、大東亜戦争、日本は結局真珠湾攻撃から戦争に進んだんですが、これは当然、ルーズベルトは日本に仕掛けて、日本に先に手を出さそうということやって、で、しかしそのルーズベルトを後ろで操っていたのはソ連だったということですね。だから、日本を戦争にとりあえず引きずり込みたかったのは、実はソ連の狙いだったという。これはずーっと前から言われていたんですが、このヴェノナ文書でかなりそれが、信憑性が高くなったということですね。

(江崎道朗) もちろんルーズベルト大統領自身は、やっぱり日本と戦争をしたかった。それはイギリスのチャーチルを助けたかったとかですね、あと軍需産業を増やして経済がなかなかうまくいかなかったので、軍需産業に仕事をまわすためには戦争が必要だったという、いろんな意見もあるので、もちろんコミンテルンの意向だけで動いたわけではないんですが、ルーズベルト政権自身の意向や、あとイギリスのチャーチルが日米戦争を望んでいた。そういう側面もあるので、それだけではないんですけど、でもコミンテルンの影響があった。

で、僕これちょっと持ってきたんですが、2001年にアメリカのヘリテージ財団という財団がありまして、有名なアメリカの保守系シンクタンクなんですが、ヘリテージ財団に行った時に、リーエドワーズという保守派の歴史学者がいるんですが、彼と話をした時に歴史問題の話になって、「お前、歴史問題関心あるならヴェノナ知ってるか?」と言われたんですよ。「ヴェノナってなんですか?」って、僕は知らなかったんです、その時。2001年なんですが、そしたら「ヴェノナ文書っていって、今アメリカの保守派で大騒ぎになってて、このヴェノナ文書に関する解説の本がたくさん出てるぞ」と。「知らないならお前、近くに本屋があるから、本屋で買っていけよ」って言って。言われて買ってきたのこれなんですよ。VENONA SECRETSというんですけどね。

(居島一平) ものすごい分厚さですね。

(江崎道朗) 残念ながら日本語訳はされていないんですが。

(百田尚樹) 惜しいですね。これは本当に日本で訳されて、多くの報道機関がこれを取り上げてほしいですけどね。

(江崎道朗) これの解説本も書こうと思って今準備してまして。

↓続きは動画で御覧ください。

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