馬渕睦夫氏が解説するプーチン大統領とユダヤ財閥の争い

林原チャンネルの「ひとりがたり馬渕睦夫」#15 ロシアを正しく知る①グローバリズム勢力と戦うプーチンから文字起こしです。

※文字起こしは不正確であることがあります。


(前略)

プーチン大統領はグローバリズムに反対しているんです。明確に反対しているんですね。

ですから、それゆえにプーチン大統領がその姿勢を明確にし始めたのは、大統領に就任して間もなくの事ですが、そのきっかけとなったのが2003年のホドルコフスキー事件であるということは、これまでも説明したつもりですけども、この本でも書いておきましたし、それ以後、いろんな講演等においても、お話し申し上げてきているところなんですね。

プーチン大統領は、いわゆるグローバリストと言いますか、はっきり言えば、アメリカの金融資本を中心とするグローバル勢力、グローバル市場化勢力がロシアの富を簒奪した事に対して、これは事実なんですが、そういう勢力のロシアにおける活動を抑えてきたわけですね。

で、それの象徴的な事件が、2003年のホドルコフスキー事件だったわけなんですね。この事件そのものについて、今日、改めて説明する時間は無いんですが、一言で言えば、ホドルコフスキーという2003年当時のロシアの石油財閥ですね、ユコスという石油会社の最高経営責任者ですが、彼がユコス株をアメリカのメジャーのエクソンモービルとシェブロンに売ろうとした。自社株の40%を売ろうとしたことですね。

それに対して、プーチン大統領が「待った」をかけたというのが2003年のホドルコフスキー事件と称するものであって、で、プーチン大統領はホドルコフスキーを脱税の疑いで逮捕・投獄してシベリア送りにしたと。簡単に言えば、ホドルコフスキーというのは、そういう事件だったわけですね。

ところが、それだけなら、単なる一つの脱税事件というか、プーチンとホドルコフスキーの間の確執の問題で終わるわけですが、実はそうでなかったわけなんですね。このホドルコフスキー逮捕に対して、欧米は、特にアメリカが強く反発したわけですね。

それはもちろんエクソンモービルがホドルコフスキーを通じて、ロシアの石油を再びといいますか、掌握しようとしたからなんですが、その戦略が潰されたと。プーチンによって潰されたということですね。

なぜホドルコフスキー事件が起こったのかと言いますと、(略)それはエリツィン時代にまで遡らなければならないんですね。

ソ連崩壊後のロシアの歴史のような話になりますけども、実はここが、今の誤ったロシア像を正すために非常に重要な点なので、改めて今回もご説明したいと思いますが、エリツィン時代の特徴は何かというと、急激な市場経済化だったわけですね。この急激な市場経済化がキーワードなんですが、しかもその急激な市場経済化、民営化を主導したのは、アメリカの新自由主義者と言われている人たちですね。

ジェフリー・サックスというペンシルバニア大学の教授を先頭に、アメリカの新自由主義者がロシアに乗り込んで、ロシア経済の急激な市場経済化、あるいは民営化をやったと。その時にロシア側の受け皿になったのは誰かと言いますと、当時のガイダール副首相であれ、あるいはその後も副首相になりましたネイゾフとか、それから国務長官を務めたブルブリスとか色々な人の名前が挙がるんですが、その人達は、ロシアのいわゆる新興財閥と組んで、エリツィンの元でロシア経済の急激な市場経済化を図ったんです。

じゃあ、その新興財閥というのはどういう人だったかと。これも私はこの本の中に詳しく書いておきましたけれども、特にこの「世界を操る支配者の正体」の中に出てきますが、ベルゾフスキーであるとか、グシンスキーであるとか、アブラモビッチであるとか色んな人の名前が出てきますがね、そういう人たちが、言わば新興財閥としてロシアのいわゆる天然資源を握ったわけですね。

天然資源ではなくて、ロシアの基幹産業全て事実上握ったということですね。で、そういう新興財閥が実はエリツィン政権を支えていたわけです。それでその新興財閥と共に、新興財閥、これはオリガルヒと言いますが、そのオリガルヒと共にロシアの経済に食い込んでいったのが、欧米のいわゆる資本家達ですね。欧米の企業だったわけですね。

これはどういうことかというと、プーチン大統領なり、ロシア国民から見れば、ロシアの富が、つまり天然資源が欧米の資本に収奪されると言う風に映ったわけなんですね。

ですからエリツィン大統領の後を襲ったプーチン大統領が、これらのいわゆる新興財閥を一つ一つ潰していったということになるわけなんです。それでエネルギー産業というのは事実上国有化されることになるわけですね。プーチン大統領の考えは、ロシアの富はロシア人が支配するということです。天然資源はね。そういう意味では、愛国主義的と言いますか民族主義的な政策なわけですね。

プーチン大統領はグローバリズムというものの危険を嫌というほど感じ取っていた人なんですね。結局、グローバリズムの名のもとに、外資にロシアの経済を開くと、有力な外資、これはウォール街とかロンドンのシティとか、それからヨーロッパの中心部にいる勢力になるんですが、そういう人たちにロシアの富を奪われてしまうということですね。

ですからグローバリズムには反対すると。いわゆる欧米のグローバル資本がロシア経済を牛耳ることは阻止すると。こういう政策に転換したわけですね。で、先程申し上げました2003年のホドルコフスキー事件というのは、その典型的な例だったわけです。

ところが単にホドルコフスキーがロシアの石油資源というものを、いわゆる欧米のメジャーに譲り渡すというだけなら、これほど大きな問題にならなかったかもしれないんですね。ところが、そのホドルコフスキーは同時に何をやったかというと、ちょうど2004年が大統領選挙の年でした。その大統領選挙にプーチンの対抗馬として、出馬するという宣言までしたんですね。

そのホドルコフスキーは誰の支援で出馬したのかということですが、それはロンドンのロスチャイルド、ジェイコブ・ロスチャイルドの支援を得て出馬するということですね。同時にアメリカのキッシンジャーもホドルコフスキーを支援したんですね。で、ホドルコフスキーはそのためにロシアオープンソサエティという財団を作ったんです。だからロシアを外資に開くという財団ですね。そこの財団の理事長になったのがジェイコブ・ロスチャイルドであって、その理事の1人がキッシンジャーだったわけですからね。

で、これは明確にプーチンに対する、ある世界の反プーチン勢力の明確な宣戦布告だったわけですね。もうここまで申し上げますと、今まで私は敢えて触れなかったんですが、皆さんおわかりですね。今、プーチン大統領の関係として、オリガルヒなり、ホドルコフスキーなりの名前を挙げましたが、それは全てユダヤ系なんですね。

これは別に反ユダヤ主義でもなんでもない。私は事実を申し上げているわけです。つまり共産ソ連が終わって、じゃあ誰が新興のロシアを、民主化が十分されたかどうかはともかくとして、共産主義を捨てたロシアを誰が支配したかというと、ユダヤ系の財閥が支配したということなんです。

エリツィン大統領はその上で踊っていたということになるわけですね。だからそれに対して、明確にNOを言ったのがプーチン大統領だということになるわけです。私はアメリカとロシアの本当の意味での冷戦というものは、2003年から始まったと思っております。

↓続きは動画で御覧ください。

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