2018年9月19日（水）の虎ノ門ニュースより。正確に文字起こしできていない可能性があります。
トゥール その（臓器）売買システムができているんですね。これはカナダの人権弁護士の（デービッド・）マタスさんとかアメリカの（イーサン・）ガットマンさんとか、こういう人たちが屠殺（Slaughter）という本を出しているんですね。それは法輪功の証拠を元に中国の軍・警察・官一体になってこの法輪功の臓器を売買するというシステムができたと。まぁ、結局習近平が出た時、これは今逮捕されている周永康とかあの人達のせいにしたけど、実はこれは中国国家ぐるみの犯罪なんです。法輪功もやってると思うんだけど、臓器の提供先はウイグルに集中していると思います。
話聞くとですね、大連のそういう有名な臓器移植の病院があって、その病院はですね、五百ベッドがあるんですね。五百べット全部、中東の金持ちから、香港の金持ちから様々な世界の金持ちで一杯だと。まだそこに入れない臓器移植待っている人たちもいると。しかしそんなたくさんの人達にどこから臓器を持ってくるかと言いますとウイグル人から持ってくるんですね。マタスさんたち研究した中国の臓器提供の程度というのは年間数千件に満たないらしいですね、しかし中国は彼らの2005・2006年・2008年の研究では年間十万件と言ってるけど、じゃあその数百件しか提供者が無いのに、十万件もね、臓器移植できるということはどこからその臓器が来ることにになるかというと、当然中国当局の敵対勢力から来るわけです。これは昔からそういう風に中国共産党は自分の階級の敵と思われた人たちに容赦がないからね。そのシステムが今に生きているわけだから、今そのシステムを共産主義からファシスト主義に変更しているわけで中華ナショナリズムが、もう既に中華ファシズムに変わっているわけです。
中華ファシズムの一番のターゲットはウイグル人なんで、だから今ウイグル人が中華ファシズムの犠牲になっていると私は2009年のこのウルムチ虐殺が起きた以来、日本に訴えているんです。
藤井厳喜 アメリカも遂にね、ウイグル人弾圧を理由にして対チャイナの制裁をやろうじゃないかということが、今ホワイトハウスも国務省も話し合っていると、ま、財務省なんかも含めてですね。ですから人権問題というのは微妙な問題なんで、今までトランプ政権手をつけなかったんですよ。宗教の問題ね。だけどいよいよこれが本格的に動き始めた。議会ではマルコ・ルビオという大統領候補にもなった共和党の、なかなか元気のいい上院議員が、これなんかが中心になってね、この宗教弾圧、ウイグル民族弾圧を断固止めさせないといけないと言って、一生懸命政権に働きかけていると。日本企業として例えばね、僕は気をつけなきゃいけないと思うんだけど、ああいう強制収容所は全部監視カメラが付いています。例えばその監視カメラを日本が輸出してあそこで使われていたということになったら、日本のその企業はアメリカの対チャイナ経済制裁に引っかかってきます。そこも制裁を受けますよ。そういうことは気をつけなきゃいけないですよ。だから、儲かりゃね、何でもやってもいいのかみたいなね、日本の企業のありかたというのはこれ根本的に反省しなきゃいけませんね。
金儲けしちゃいかんとは言わないけれど、こういう不正な政権に協力するということはね、これは日本人としてというより、人間としてやっちゃいけないこと。宗教とかそれ以前の人道の問題でね、宗教はいろいろ違ってもさ、人間が守らなきゃいけない道というのはあるんだから。
トゥール 先生の話に付け加えたいんですけども、中国共産党政権というものは中国人を代表しないですよ。必ずこの中国共産党政権は崩壊しますので、今彼らがウイグル人に対して行っている虐殺政策も当然、中国人がそれを歓迎しているわけじゃないです。全部隠蔽されているから、当然この清算が来るわけなんで、今のうちで中国共産党政権あるいは習近平政権に協力することは、日本がアメリカと協力してやめるべきなんです。（中国に）協力するべきではないです。
一帯一路というものも日本は協力するべきものじゃないですよ。この一帯一路の実現にウイグル人が大きな邪魔になっているから今、習近平がウイグル人を虐殺しているんです。なぜなら彼はもうずっとアフリカまで、いわゆる陸上の一帯をつなげていきたいわけだし、それから海のシルクロードといって一路というものを海から、太平洋からインド洋からアラビア海までね、持っていきたいわけだから、これは中国の覇権主義の大プロジェクトなんですよ。じゃあそこから日本が利益を得られるかといいますと、全く逆なんで、日本に何の利益も無いわけなんで、そういう中国の一帯一路に日本から支援するというと、日本国民はコレに対して大規模な反対運動をやんないといけないと私は思います。
藤井厳喜 一帯の方のね、地上のね、あの新しいシルクロードといわれている起点がウイグル人が居る地域なんですよ。だからね、そこのところを制圧しようと。
トゥール だからこの一帯一路の犠牲になっているのがウイグル人なんです。次、中央アジアのカザフスタンとかウズベキスタンとか、この人達は多分次に中国に占領されて虐殺されていくと思いますよ。習近平という者はヒトラーの再現なんですよ、全く。だから今の共産党は共産党ではなくてファシスト主義なんです。私もう一回申し上げたいんですけれども、中華ファシストのターゲットはウイグル人・チベット人なんで、チベットで大量に虐殺したその張本人が、彼の実績が評価されて、今ウイグルに抜擢されてウイグルのトップになってるんです。その陳全国という奴が。彼がその習近平の政策を完全に実行しているわけですね。
だから今の共産党のこのトップが、ヒットラーの仲間と同じような、そういう者なんですよ。だからウイグルの問題が出てきたので、アメリカも、こんな第二次世界大戦で起きたホロコーストを今21世紀で、アメリカの目の下で行われていることを許さんということで、トランプさんが決心したんだと思います。トランプは本当に世界的にこの問題を止めに出た男として評価されると思います。だから私も日本の政治家が歴史に非難されるのではなくて、歴史に評価されるようにがんばってもらいたいです。
（後略）