トゥール・ムハメット氏が説明するウィグル人弾圧2

2018年9月19日(水)の虎ノ門ニュースより。正確に文字起こしできていない可能性があります。

前記事:トゥール・ムハメット氏が説明するウィグル人弾圧1


トゥール ウメルベキさんが見た刑務所の中がそういう状況なんで、ウメルベキさんも散々拷問を受けて、例えばあの、親指から吊るし上げられて24時間ですね、足が地につかない状況だったんですね。あとこれだけじゃなくて、あとイスラム教の指導者のような先生たちは拷問かけられて何人も死んでるんです。外に死体が出てるんですね。私達から見ると、私はこれはチャイナファシストのナチス型の強制収容所と、ツイッターでもフェイスブックでも訴えてますけれども、全くそのとおりなんです。日本人が多分想像できないと思います。

21世紀でですね、中国のような国家が人口三千万以上の民族に対して民族浄化を行っているという事は、これは事実なんです。だから私は今日この虎ノ門ニュースを通して、日本の皆さんに訴えたいのは、中国は完璧なファシスト国家なので、ウイグル人のこの状況は看過できないです。たとえば街で誰かがいじめられたら、当然私達はそのいじめられている人をなんとか助け出すじゃないですか。今、一人じゃなくて何百万のウイグル人が第二次世界大戦の時にナチスドイツがユダヤ人に行ったような、それ以上のこの虐殺が、民族浄化が中国で行われているから、これは本当に日本は看過できない問題だと思います。

居島一平 絶句しちゃいましたね・・。

藤井厳喜 日中友好四十周年とか言ってる場合じゃないと僕は思うんですよね。まぁ、安倍さんが向こうに行くのもいいけど、その時にこういうことをね、きっちりと抗議していただきたい。日本人は知ってるんだぞ、こういうことは許さないんだぞということ。安倍さんも財界に押されているのもわかるんだけど、日本の代表的な自動車メーカー、トヨタとか日産がね、チャイナに一千億円ずつ投資してね、それでもって現地の製造能力、20%、30%増強するなんて言ってるのはね、これは違うんじゃないのかなと。こういうひどい非人道的なことをやってる国家に結局協力することになってしまいますよ。ですからこれは日本の財界としても、是非考え直していただきたいですよね。アメリカもすごい制裁をやって、アメリカのメディアもNYタイムス、ワシントン・ポストみたいなリベラルからウォール・ストリート・ジャーナルみたいな保守まで、みんなこの問題を一斉に取り上げ始めた。そしてもって彼らは勿論、ウイグルの人たちにも同情しているけど、キリスト教会の人たちに対する弾圧ね、要するにコミュニズム・共産主義というのは神を否定している思想ですから、宗教全部が否定の対象なんですよ。チベット仏教も含めてね。聖書の焚書坑儒までやり、教会を壊したりとかね、ま、あの国にも一説によると八千万人くらい隠れキリスタンがいるんじゃないかと言われていますけれどもね。でも一番ひどいめに遭っているのがウイグルの人たちと。そういう状況で、これは虐殺が行われている現場だと思います、ああいう所は。

あの部屋だけ見ているとわかんないけど。それでね、火葬場のアレもありましたね、すぐ側に、収容所のすぐ側に。

トゥール これは何なのかって言いますと、火葬場がたくさんウイグルに作られているんですね。みなさんご存知のようにイスラム教というのは火葬はしないです。土葬です。じゃあ、何で火葬場をウイグル全土にたくさん作られるかというと、今ウイグル人を何百万、強制収容所に入れてるじゃないですか。あのナチスドイツはユダヤ人をガス室に入れて殺したわけなんですけれども、この中国はですね、電気炉でウイグル人を殺していくんじゃないかという風に我々は推測しているんです。写真のコッチ側(左側)に中国語で葬式サービスセンターとか書いているんですね。ウイグル語で葬式をするサービスセンターと書いているんですね。これは阿日希乡阿瓦甫村という村に建設しているんです。焼却場が。ウイグル人の村の中に一個焼却場があるということは、つまりこの村にある強制収容所のウイグル人が多分だんだんだんだん衰弱化して死んでいくじゃないですか。死んでいっている間にこういう風に火葬で焼いちゃうんですね。

これはもう全ての強制収容所が置いてある所に全部こういう風に火葬場が作られているんです。だから私達は危惧してるのは、中国は多分このウイグル人を人口を減らすために強制的にウイグル人を大量に虐殺していくという計画にこれから出ると思います。だから今度ナチスドイツと違ってウイグル人が電気炉で焼かれて灰になって、その灰は多分砂漠に混ぜちゃうのか、ウイグルの土地に混ぜちゃうのか、将来共産党政権崩壊したとしても多分、遺体で出てくるウイグル人は無いと思うんです。

藤井厳喜 虐殺・殺害大量にした、ある意味で証拠隠滅でもあるわけでね。

トゥール その目的でこれが使われていると思います。なぜウイグル人をこういう風に焼却するかといいますと、やっぱり遺骨が残っていればDNAなんかでいろいろ調べられるじゃないですか。灰にしてしまったら多分もう全部無くなっちゃうんで、誰をどこで何をしたのかも全部きれいさっぱり無くなるわけですね。だから共産党が96年3月19日に北京で秘密会議を開いて、ソ連が崩壊した後に、中央アジアみたいに独立国家たくさんできたじゃないですか、共産党も自分たちがある日、中国では崩壊すると考えているわけですね、一旦中国を崩壊した時にこの東トルキスタンが中国から独立できないようにするためには、一番手っ取り早い措置というのはウイグル人を殺していくと。同化するということですね。

同化できなければ肉体的に消滅すると。彼らが当時20年かけてウイグル人を同化していくという政策を出したんですけれど、96年から2016年まで20年計算するとウイグル人は同化されるどころか、もっともっと中国に対するそういう抵抗を強めてきた20年ですね。だから中国人の、今の習近平政権が、今のままウイグル人を放置しておくと必ずウイグルは独立できるんだ、だから今回はナチスドイツの手法でウイグル人を肉体的にも大量に殺していくことに打って出たと私は考えています。

だから中国はウイグル自治区当局がやっていることじゃなくて、中央の指示でこの虐殺が行われている、習近平の直接の指揮の元で虐殺が行われていると私達は考えています。ウイグル人は考えています。だから私は強くここで、日本の皆さんに絶対この虐殺を進行させてはいけない、絶対阻止しなければいけないです。

居島一平 続いてのね、お写真、またちょっと衝撃的なお写真があるということで、ハイ。

トゥール これはカシュガル空港。

居島一平 臓器の運送。

藤井厳喜 左側が特に・・

トゥール グリーンの通路があるんですね。人体臓器運搬通路(人体器官运输通道)と書いてあります。ウイグル人を何百万も収容施設に入れて管理するというのは、当然管理する警察、軍隊、それからさまざまな出費が出るじゃないですか。中国当局が考えているのは、ウイグル人の臓器を売るということですね。当然、この臓器を売るということは、法輪功とウイグル人は対象になって非常に問題になって、これは国際的にも大問題になっているんですね。中国の臓器売買というのは。だからアメリカとかイスラエルとか台湾でも、中国に行って臓器を移植するということは禁止されているんですね。日本にも私達は訴えているんだけど、日本でも中国に行って臓器移植を受けることを禁止するということを国会にも訴えているんだけど、日本には動きないですね。

で、今回、このカシュガルの空港でこういう通路があるということを発見されたということは、中国当局はもう計画的に国家ぐるみで、このウイグル人の臓器をああいう風に運んで、中国各地で行われている臓器売買にウイグルの臓器を運んでいるということです。カシュガル空港だけじゃなくて・・

藤井厳喜 運び出しているわけですね。

トゥール ウイグル各地の所に臓器を取り出す病院があって、その臓器を一番早いスピードで送って行かないといけないから、こういう専用通路を設けられているわけです。今の相場ではですね、腎臓一個35万元、腎臓二個だったら70万元でしょ。で、一人を殺したら心臓から肺から肝臓から腎臓2つ、合わせるとですね、ウイグル人一人殺すと300万元くらいになるんですよ。一人殺したらね。それ以上になるかもしれないし、だから中国はこのウイグル人を片っ端から腎臓売買のために強制収容所のウイグル人を殺していってると思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする