解雇規制のせいで日本の若者の給料が低い!?

TSJ(THE STANDARD JOURNAL)の“ダメ社員”をキレない雇用慣行でドツボにハマりジリ貧になった日本。から文字起こしです。

※文字起こしは不正確であることがあります。


(前略)

(和田憲治) 簡単に言うと、普通の労働者を首切りできるようにすれば、一番早かったと思いますけどね。結局、普通の労働者が首切れないから派遣を入れようということになったと思うんですよ。僕なんかからしてみたら。フランスが若者を採用しなくて、ヨーロッパが若者の就業率が悪い、失業率が若者が20%くらい失業してるんですけど、あれは採用すると首切れないんですよ。

日本も割に、採用すると首切れないから、お試しで採用して首切るっていっても、半年くらいしかできないんで、その後何かあった時にできないってのはあるので。

(山岡鉄秀) オーストラリアなんかでも企業側は合理的な自分たちの経済的な理由で動く。まさにリストラというのはその都度自分たちが合理的と思うかたちでやる。だけど、この労働者の側というのも、そのかわり守らなければいけないと。っていう風になっていて、だから合理的な根拠がないと解雇ができないと。あるいは会社側の都合で解雇する時はこれくらいきちんと保証しないといけないとか、色んなセーフティネット用意するとか、やるわけです。

企業活動の合理性というものは、極力阻害しない。でも労働者も守るということをやるわけなんですね。この時にね、アメリカもそうだし、オーストラリアも労働者の側がおとなしくないですよ。自分たちの権利をガンガン言ってくるし、少しでも会社側に落ち度があったらすぐ訴えられるし。だから会社側も相当気をつけないと高額の罰金を払うはめになるとかするわけです。

ところが日本の場合は、労使協調とかって言って、組合活動なんかもあまりしなくて、組合にも入っていないというかたちで推移してきて、でも大きい企業だったら終身雇用だとか人を切りませんっていう前提があったんだけども、経済がだめになったから維持できないと。その時にね、オーストラリア人の労働者だったらおとなしくしてないから。

ガンガンやるから、企業もそれほど傍若無人なことを、まぁやるけど、でもその保証もしなきゃならないんですよ。でも日本の場合には、ものすごく労働者の側が本当の意味で飼い殺しにされちゃってる?

(和田憲治) 若者は行動しないで怖がっているところが多すぎる、くらい思いますね。例えば転職もしてみない。で、転職したら基本的に「給料が下がるだろう」とか思っている人も多いと思うし、実際は上がる人もいるんですよ。当然、(企業は)優秀な人は欲しがるので、その時の交渉さえできれば、高い給料で採用されることは全然あるんですよね。能力さえ示したら、企業としてはその人を欲しいですから。採算が合えば絶対に出すんですよ。(略)

だから僕は、労働者が辞めて、日本の転職市場が、給料があがる転職市場になってないのはなんでかなっていうのは一つ思うんですよね。欧米は転職するたびに給料があがっていくっていうシステムが割とあるって聞いてるんですけど、日本だと転職すると一旦は下がると。

(山岡鉄秀) それがまずおかしいですね。

(和田憲治) それが前提にあるっていうのもおかしいし、そういうところがなぜ直せないのかなっていうのもあるし、あとアメリカとかだと給料が高いピークが40から45歳くらいなんですよ。それは一番能力が高い時ですね。そこから先で給料上がれる人は本当のマネージャーになって、役員とかにいける人であって、だから早いうちから、20代の後半からものすごい勢いで給料が上がるんですよね。それから45を目指してピークになって、そこから当然下がるんですけど。でも日本の場合は若い奴は、ずーっと低いんですよ。

ずーっと低くて、最後にずーっと上がっていくかも?っていう形に今なっちゃってて。

(山岡鉄秀) それはわざとそうしてたわけでしょ?

(和田憲治) でもそれ、すごい働いているじゃないですか?僕は30歳、35歳くらいの奴から40くらいの間までの奴が、一気に給料があがっていかないと、いい転職もできないし、いい暮らしもできないし、上の奴にぼられているだけの状態なんですよ。日本の今の終身雇用の、なんにもできない人が多くて、それがその体制をなぜ壊せなかったのかなっていうのは、僕は自分も大企業入っていった時に、「本当、この人なんにもやってないな」みたいな人が何人もいて、それが何にも稼いでいないっていう。

で、それをなぜ、派遣とか入れる前にそっちを切り替えられなかったんだろうなっていうのを非常に思うんですよ。

↓続きは動画で御覧ください。

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