再び国策の時代が来た

奥山真司の地政学・リアリズム「アメリカ通信」の米中激突!事実、中国という驚異がアメリカを一つにした!そのころ日本は…から文字起こしです。

※文字起こしは不正確であることがあります。


(前略)

※中国に対抗するためには、アメリカも産業等に国が積極的に関わっていかなければならないという意見に対して

(奥山真司) アメリカは、共和党は、産業政策、industrial policyとか嫌いなんですよ。国が主導して何とかやるってのは大嫌いなんですけど、そういう政治的な思想も、今、うっちゃらなければいけないくらいに危機感が出てるってこの中で言ってるんですね。

僕はこれ、ルトワックの議論でよく言うんですけど、ルトワックがよく言ってるのは「戦略は全てを凌駕する」って言ってるじゃないですか。戦略的事情は。

(和田憲治) 社会主義的なところが嫌いだとしても、戦略としてはやるしかないんだと。

(奥山真司) これ「生きるか死ぬか」になってきたら、アメリカもそんな、国家の理想とかね、共和党の思想の自由とかも言ってらんねーっていう状況になっている。これをデビット・ブロックスはよく言ってくれた。そういう状況が起こっているよっていう認識を、彼はNYタイムズに書いたんです。2月16日の記事で。この現実を、でも、日本は共有してませんよね?

(和田憲治) してない。

(奥山真司) 生存問題とは思ってないですよね。

(和田憲治) 日本はね、日本という国家がすごい生存問題としてさらされて、しかも、産業がしょぼくなっていってるのに、日本って。もうハイテクって、携帯のね、3Gまでは有利なところあったんだけど、4Gからは一気に、スマホになってから一気に負けてるわけじゃない。

(奥山真司) iモードくらいですか、3Gって。

(和田憲治) 4Gのスマホ・SNS時代になったら、もう全敗ですよ。ここで日本は本来踏みとどまらなければいけないし、5Gに国家企業入れなきゃいけなかったね。

(奥山真司) 国策でね。industrial policyでね。

(和田憲治) でもね、兆しはあったんですよ。3Gとか4Gになるところとかで、無線ルーターが日本の企業が入ってない。NECだけぐらいがちょっとあって、それがLGとかファーウェイの無線ルーターをドコモにしろソフトバンクにしろ、使わざるを得ない状況の時だってあったのね。

ああいうところをなぜ国が「いやいやこれは大事なものだから、1社は日本の企業入れなきゃいけないから、入れさせろ」と。国策としてやらなきゃいけないわけなんだよね。

(奥山真司) もう国策の時代ですよ、今や。来てるのは。

(和田憲治) あの時、買えねーじゃんと。俺、ファーウェイ買っちゃうの?って。(略)何で俺ファーウェイ買わなきゃいけないのっていう状況。無いんだもん、その時。日本のやつもちょっとあったけど、スピードがめちゃ遅いっていうね。何だこれと。

ああいうところなんかセンス悪すぎって思うよね。政治家もセンス悪いし、官僚もセンス悪いし・・

(奥山真司) 誤ってますね、どこかでね。国策を。

(和田憲治) 誤ってる。

(奥山真司) むしろやっぱり日本の中でも、90年代通じて自由化みたいなところがあるから、逆に国策に戻れないっていう。

(和田憲治) NTTを分社させられて、携帯電話の会社も1億しかマーケット無いのに3社作らされて、まんまになってるのね。アメリカは分社化したけど、すぐにまたアレになって、アメリカの3億という中で、電話会社はでかいの2社になってるわけですよ。3億のマーケットで電話会社2社ですよ。ATNTとベライゾンかな。西海岸と東海岸で分け合ってるみたいな。(略)そういう状況なんですよ。日本だって本来、大きい会社一社でやって、そのかわり使用料は下げて、徹底的にね、下げさせるようにして、一気にIT企業作らせるとかっていうのをやらなきゃいけないのに、どんどん分社して。

↓続きは動画で御覧ください。

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