2019年2月21日（木）の虎ノ門ニュースから文字起こしです。コメンテーターは有本香氏、ゲストは小野寺まさる氏、川松真一朗氏です。
※文字起こしは不正確であることがあります。
（前略）
（有本香） そういえばですね、メディアがひどいって話でさっきちょっとアレだったんですけど、小野寺さん、さっきのアイヌ新法の問題ですけれど、実はね、朝日新聞がね、伝えてるんですよ。同日に。AFPも伝えたんですが、朝日も伝えてんですけどね。
これ非常に問題ですよね。
（小野寺まさる） 大問題だと思いますね。
（有本香） これ右が日本語です（見出しが「アイヌ新法『先住民族』を明記、国会提出へ 観光振興も）。皆さんもネットで見ていただけると読めるんですけど、これは普通に淡々としてるんですよ。問題は英語版の方なんですね。
（小野寺まさる） 内容全然違うんですよね。
（居島一平） 日本語と英語で違うんですか。
（有本香） これ冒頭からね、要するにこの法案がfinally recognizesってあるでしょ？要するに遂にアイヌを先住民族だと認めたと。でね、しかも冒頭ですよ、1世紀以上にもわたって、同化と差別を強いられてきて、彼らの文化を消されるような状況にまで追い込まれていたアイヌの人々が遂に、要するに通常国会で法案提出されて、先住民族だと認められたというのが冒頭ですよ、いきなり。
（居島一平） 全然違いますね。
（小野寺まさる） 全然違います。
（有本香） でね、AFP通信も同じ様なニュアンスで伝えてるんです。朝日の場合はね、日本語版とどうしてこんなに違うの？っていうのがあって、まるであたかも国際社会に向けてね、日本においてアイヌと言われる人たちが、アメリカにおけるネイティブアメリカンとか、あるいはオーストラリアのアボリジニみたいな、ひどい扱いを受けてきたかのような印象ばらまいちゃってるんですよ。これによって。
（居島一平） また朝日ですか。
（小野寺まさる） 従軍慰安婦のようなそんな感じがありますよね（※朝日新聞は英語版記事で従軍慰安婦について日本語版とは違う表現を用いたり、検索避けのためのタグを用いたりしていた）。
（有本香） メディアの罪というのはどこからも追及、我々の番組くらいしかされないんですけど。川松さんメディアの出身だから言いづらいのかもしれませんけど、ちょっとあると思いません？
（川松真一朗） なんというか表現しづらいと言うんですけど、ふわっとした民意というんですかね。別になんかそのこだわってないんだけど、突然1人が言って、ぽつぽつぽつと広がって、朝から晩までテレビ見てたら、同じ様に右から左までっていうとそっちに乗っかってちゃうみたいな。そこはね、もうちょっとどうやって変えたらいいのかって感じる事いっぱいありますよ。今のアイヌのこともそうですし、従軍慰安婦のこともそうだし、我々都議会自民党なんてのは犯罪者以上の犯罪者になっているわけですから。
（有本香） 悪の権化みたいになっていますからね。
（川松真一朗） 吊るし上げられて、でも結果的にその内田茂さんって方も叩かれましたけど、ドン呼ばわりされて、誰もが知るような存在になりましたが、その後引退されて叙勲もされたし、なんなのかなっていうのを、僕ら「違うよ」「違うよ」と言ってても、大きな波がやってくると止めきれないんですよね。今、でも、それを返すチャンスがこういう虎ノ門ニュースだったり、SNSで力を与えてくださる皆さん方の攻め際の防御線を変えていけるような、時代のチェンジの、まさに、そういう意味でもチェンジの時代に突入していかなきゃいけないんじゃないかなと思いますよね。
（小野寺まさる） 実際に、その朝日の新聞が英文と日本語が全く違う。今の段階でそういう情報を外国にいっぱい発信してるってのはですね、私の今までの活動で思うのは、今の話聞いてて東京オリンピックちゃんとできるのかなっていう不安も一抹持ってるんですけど、実際に東京オリンピックの開会式でアイヌの方が1800人、開会式で踊ることが決まってるんです。
（有本香） え？そうなの？
（小野寺まさる） 決まってるんです。外国の方がそういう情報を持っていながら、アイヌの方たちが1800人踊るのを見ると、「あ、こんなに虐げられた方たちがここでこんなに一生懸命踊ってるんだ」って、世界の世論が大変なことになるっていう、そういう危惧があります。そこに結びつくと思います。
（有本香） それでこんなよくわからないドラマチックな・・
（小野寺まさる） そうですね。全部の外国に配信しているのが、そういう風になっているのはオリンピックとつながっていると思います。
（川松真一朗） 開会式の中身はトップシークレットになっているんですけど、どこで聞いてきたんですか？
（小野寺まさる） それはアイヌ協会の中で話し合われて。1800人がこれからリハーサルとか始めますから。（略）ただアイヌ協会の方では、政府の方から、そこは踊ると。アイヌの人たちが先住民族で大変な思いをしたということをPRする場にするっていうのは、もう共通の認識でアイヌの人たちはいます。
（居島一平） その時は踊り手の方、1人1万円ではない？
（小野寺まさる） もっと出ます。
↓詳細は動画で御覧ください。