2019年1月24日（木）の虎ノ門ニュースから文字起こしです。コメンテーターは有本香氏、竹田恒泰氏です。
※文字起こしは不正確であることがあります。
（有本香） 「北朝鮮がつくった韓国大統領 文在寅政権実録」（著者：李相哲）この本はすごくてですね、李さんと私何回か地上波の番組でご一緒してて、この本が出てすぐの時に「有本さん、これ差し上げるから是非読んでください」って。読んで背筋が寒くなりましたけど、「大統領はいかにして韓国を破壊したか」というやつで、要は金日成主義者だと。
その人達によって、言論、司法、道徳、安全保障、そしてアイデンティティが破壊されていると。古代から日本にとっては朝鮮半島というのは結構やっかいな隣人ですよ。だけど、特に今の韓国はなぜここまでやっかいになってるかというとという話なんですね。
その中で今日2つだけですね、この本に書いてあった内容からご紹介しますけれども、パククネ前大統領が失脚したでしょ。これも韓国の中での一種の内戦なんですよね。右派・左派の。保守派と左派の。
で、今それでね、読んでいただいたニュースが最高裁の前の長官をどうこうしようっていう話ですけど、これもこの続きなんですよ。パククネ時代のいろんなことを全部ひっくり返して行こうということなんですね。パククネさんも、左と保守との内戦の中で失脚させられたってことが全部この本に書いてあるんですけれども、どういうことかっていうとですね、今起きていることの中で一つ、日本にも関係あって怖いなと思ったのは、韓国の建国の日というのがあるんですね。
一応これまでは1948年の8月ということになっていました。そしてパククネ政権時代にこれを決めたんですけど、もう一度、改めて。大韓民国の建国は1948年ですよという風に、パククネ政権時代に国定教科書に書いてるわけです。で、教科書を国定化したでしょ？（文在寅政権が）これを全部廃止したんですよ。廃止して、国定教科書を廃止しましたってことは我々もニュースで扱いましたけど、国定教科書を廃止したことが問題なんじゃなくて、建国記念日を1948年の8月という風に国民に教えることをやめさせたいんです。
何を彼は目指しているのかというと、1919年、上海で亡命政府樹立記念日。この日を建国の日だと言いたいわけですよ。ですから日本の統治時代そのもの全部を無かったことにしたいわけ。
（居島一平） なるほど。
（有本香） すごいでしょ、これ。こういう歴史の塗替えを今、進めようとしてるんですよ。私も変だなっていう風に思ってたのは、2年前の年末に、この人、中国を公式訪問したんです。その時に結構忙しいスケジュールで、でも確かあの時もね、ほらご飯食べる相手がいないとか色々言われてたでしょ、ですけどその間に重慶に行ってるんですよ。何で重慶に行ったんですかっていうとね、この重慶が大韓民国臨時政府の拠点になってたところなんですね。
（居島一平） 蒋介石の国民政府が一時本拠を置いていた・・。
（有本香） そうです。そこに韓国の独立運動家ってほどのことでもないけど、キムという人ですね。この人が拠点にしてたのが重慶なんです。そこを訪問してですね、このキムという独立運動家とされる人が使っていた机とかそういうのがあるらしいんですけど、それを見て、文大統領が何と言ったかというと、「ここに来てみて、我が先達達が中国各地を転々としながら、抗日独立運動に捧げた血と涙、魂と息吹を感じた」ということで、結局、建国の歴史を全部塗り替えようとして、なおかつ日本統治時代というのをなかったこと、あるいは日本によって非常に不当な形で自分たちが、支配、抑圧されていたんだっていう風に歴史を全部塗り替えようとしているんですね。
ここで日本とつながるわけですけど、この前見せた、竹田さんがご自分の番組でいっぱいハンマーでぶっ叩いていた例の教科書あるじゃないですか？
（竹田恒泰） 学び舎ですね。
（有本香） あれがものすごい、この独立運動、彼らが言ってたところの独立運動、三一運動ですね。すごい大きく扱ってますよね。何でこの日本の教科書でこんなにね、三一運動なるものを扱わなきゃいけないのというくらい不自然に大きいでしょ？ですから韓国の歴史の書き換えと連動してるという風に見えるんですよ。
（竹田恒泰） そうですね。あれ「人間の歴史」っていうタイトルですけど、「韓国の歴史」とか「朝鮮の歴史」でも、何の違和感もなく読めますよね。
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