奥山真司の地政学・リアリズム「アメリカ通信」の「米中激突!米マスコミも戦時想定!?「トランプは、どうしたら中国に勝てるか?」と、ワシントン・ポスト紙」という動画から文字起こしです。取り上げられている記事は、ワシントン・ポストの
This is how Trump can win the cold war with China
です。著者はFareed Zakariaです。
※文字起こしは不正確である可能性があります。
奥山真司 (米中対決に関して)経済力で勝とうっていうザカリアの言い方はわかるんですけど、そこで勝とうと思わずにもうちょっと別の分野で何かアメリカは良さを発揮するべきなんじゃないかなと僕は思ったんです。印象として。例えばもっと同盟国を活用するとかね。
和田憲治 まぁそうそう、そう思います。例えば日本とか、その辺の同盟国に対して優しく迎え入れるような映画を作るとかね。
奥山真司 あー、そうそうそう。メディア戦とかね。
和田憲治 メディア戦です。で、中国とか、まぁロシアをどうするかをわかんないんですけど、そういうその、浮かせるというかね。どれだけ人権弾圧をしているかとか、そういったこととかバンバン出して、浮き上がらせる。世界から嫌われるように持っていくと。
奥山真司 そうです。やっぱりその経済力だけでってとこじゃないと思うんですよね。まともに経済力に今いったら、今、勢いがまぁまぁある、中国には、ちょっと勝てないのかなという感じもあるんで。別のやり方で何とかしなきゃいけないのかな。僕なんかモヤモヤしてるんですけど、その辺まだ。ただ、同盟関係を活用するとか、情報戦ですね、やっぱり。その辺はやっぱりもっと追求していくべきなのかな、意識をちょっと外に向けたほうがいいんじゃないかと逆に僕は思いましたけど。
和田憲治 なるほどね。なんかね、僕はこの放送で何年か前から言ってますけど、「アメリカって意外に弱いじゃん」っていうのを非常に思うんですよね。
奥山真司 あの、特にハリウッドとか。
和田憲治 うーん、まぁ、そうだし、今回中国に入り込まれて。なんか日本を叩き潰した時はあれだけ強くて、行ったのに、急に朝鮮戦争とかになったらブルっちゃって、中途半端な戦いをして、で、ベトナム戦争も中途半端な戦いをしたり・・。でも日本って徹底的にやられて、その後ウォーギルドインフォメーションプログラムで7年間の統治の時に散々牙抜かれたから、そこでブルってしまってアメリカに対して強く言えない習慣がずっと残っている。だから象が子供の時に足に紐をつけられて、半径5メートルくらいから動かないってなってたやつが、大人になって、紐がついていてもパワーがあるから全然動けるのに、そのままいるみたいな。日本は勝手に縮こまっているわけですよ。
でもよく考えたら、アメリカも結構弱いなという風にここ数年前から思うわけですよ。もっと強いかと思っていたら、結構いいように中国にやられてしまっちゃってるんで。
奥山真司 それアメリカ人自身も戦略系の人たちは気づいていて、アメリカ自身、そのオープンマーケットというか、やっぱりオープンにするところにアメリカの強みがあるっていうところで、ほら、やっぱりサイレントインヴェイジョンみたいな形でやられてるっていうところに気づいている人はやっぱりいるんで。ハリウッドとかね、僕は一番ヤバイのはハリウッドだと思ってるんですけど。
和田憲治 日本って何でもっと変えなかったんだと。戦略が全然無かったんでしょうね。いろんなモン買ったり、その中に入り込んで、どういう世界観使いたいとか、アメリカとどういう風に共存したいとか、というのが無く、金が余っていたから使ってたと。(※バブル期の日本を指しているものと思われる)
奥山真司 ロックフェラーセンターとかね、買ったりとか。
和田憲治 ですね。もう本当に戦略が大事だなと。
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