青山繁晴氏「中国は宇宙の支配を狙っている」

2019年1月7日(月)の虎ノ門ニュースから文字起こしです。コメンテーターは青山繁晴氏です。

※文字起こしは不正確であることがあります。


(居島一平) 同じ中国絡みで申し上げるとこちらですね。「軍事闘争準備を指示 習近平氏」「中国が独自のGPS運用開始 しかも全世界で」と。

(青山繁晴) これ見たら、中国は世界で宇宙戦争でもやるつもりかという風に思われるでしょうが、まず軍事闘争準備を指示っていう恐ろしい話をですね。北京で中央軍事委員会っていう会議があって、そこで習近平国家主席が軍事闘争の準備を行えと実際に指示したんですよ。これは僕が読んだ新聞紙面だとほとんどが、アメリカを牽制したと書いてありますが、アメリカなんか牽制してませんよ。

っていうかそんな事出来ません。米中の軍事力は少なくとも在来型、つまり宇宙戦争を別にすると、全く相手になんないです。そこと戦争しろってことは、誰に向けて言っているかというと、これアメリカとアメリカ軍に向けて言ってるんじゃなくて、国内に向けているだけです。国内向けです。

だから中央軍事委員会で演説してるんであって、何でそういう事言わなきゃいけないかというと、実は米中の貿易戦争で中国は今ダダ降りで、もうアメリカ様の言う物なら何でも買いますという様な事言って、トランプさん結構ご機嫌になってるわけですよ。

トランプさんのご機嫌は一瞬で変わるから、全然中国も信用できなくて困っているわけですけれども、それだけ妥協しているってことが今さすがに中国でもネットで広まるから、戦争の準備もしてるんだと、軍事闘争の準備をしてるんだと内向けに言っているだけで、中国がいかに弱っているかという事だし、その下の話(※中国が独自GPS運用開始運用開始)はそういう表向きの話とは違って、あの月に降り立ったアメリカも、例えば月の裏側までは実は行ってないと。

で、年初のニュースでみなさんご覧になったと思いますが、中国は無人機とはいっても、月の裏側に(略)探査機を送り込んで、一つは月にあると言われる資源をやがて奪い合う時代が来るから、それを狙っていると言えるけれども、アメリカは実はアポロ11号が月に着陸してから、モチベーション失ったわけですよ。宇宙開発の熱気が冷めて、最初ソ連に先を越されて、わーっとなって真珠湾攻撃を受けた時みたいに、いっぱい国家予算使ったけれども、その後11号が月の上でジャンプしたり、あれ嘘だって映画が出たりして、熱気が衰えて、だから宇宙についてはイメージほど進んでないんですよ。

宇宙開発って元々軍事目的ですけれども、だから中国はGPSをはじめ、宇宙の支配を狙ってるという事なんですよ。で、それは軍事も民間も共用なんですよ。元々インターネットも軍事目的ですからね。

だから日本の国防予算が今5兆円では全く間に合わないって僕は言ってるわけですよ。じゃあその宇宙もアメリカに任せるんですか?ねぇ?

そしたら日本人はアメリカと中国の思うままじゃないですか。空の上からずっと狙われたら、笑い事じゃなくね、こういう子達(観覧者を指して)が大きくなる頃には私達は地底人になるんですか?

地底に逃げても地中貫通弾がやってきますよ。

(居島一平) バンカーバスターがね。

(青山繁晴) それ考えたら、今の5兆円はローン払いと人件費でほとんど無くなってるんだから、だからちゃんと10兆円にすべきだと、(略)僕は防衛産業からも一円も政治献金を受け取れないから、これを普通に言えるんであって、実はこのニュースはそういう話なんですよね。

↓続きは動画で御覧ください。

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