林原チャンネルの日本から見たサピエンス全史#1◉田中英道から文字起こしです。
※文字起こしは不正確であることがあります。
(前略)
ご存知と思うんですけど「サピエンス全史」という世界中で売れているという人なんですが、(著者が、ユヴァル・ノア・)ハラリという人で、これが世界の歴史であるという格好で出ているんですが、残念ながら日本の事はほとんど出てないというか、明治の時代に西洋を真似したということだけを評価するような所があってですね。
この人は若い人ですけれども、日本に対する視野が足りないというか、もちろんユダヤ人なんですけどね。ユダヤ人は、実を言うと日本をものすごく評価する人たちが一方でいるわけです。
私は留学してたんですけれども、留学したストラスブール大学あるいはパリ大学の先生は、ほとんど皆ユダヤ人なんですね。大体ヨーロッパの学会とか、知識人あるいはジャーナリストの優秀な人、もうほとんどユダヤ人ですね。
ですからよく考えてみるとですね、フランス革命からですね、ユダヤ人が跋扈するというかですね、お金をとにかく持ってますから、利子をとることができるのは唯一ユダヤ人だっていうことでですね、結局、お金をどんどん、ロスチャイルド家を中心に貯めていく。
そうするとそのお金を使って、世界をいくらでも動かすことができるという、そういう事が彼らの手段になっていくわけです。フランス革命もどうやらそれなんですね。フランス革命では結局ルイ16世を、ルイ王朝を倒すということをやってますから、それで市民革命だって言ってるんですけれども、それを導いたのは、革命なんていうのはね、実を言うとものすごいお金がかかるんですね。
人々を集めるのだって、プラカード一つ作るのだって、金がかかるわけです。特に人を動かすってことは、本当にお金がかかることで、ですからお金が無いと革命はできないですよね。
ロシア革命も同じでですね。その裏に常にユダヤ人、まぁユダヤ人陰謀説って言う人が多いんですけど、そういう人はほとんど素人です。歴史の素人ですね。本当に動かすことはお金と、それから人材ですけどもね。結局そういうことをやっていく能力があるのは、大体ユダヤ人になってしまってるんです。これは17世紀以降、大体そうですね。
だから西洋ってものをね、作り出したのも、近代というのを作り出したのもユダヤ人達なんですね。ただ、それを日本なんかでは、潜在化してますから、ユダヤってのは国がないから、どこかに所属しているわけで、ですからその国の人の名前で出てきちゃうわけです。そうするとユダヤ人ってのが見えてこなくなるものですから、日本でやっているような西洋研究者は皆もう国単位で見ているわけですね。
しかし、みんなそこにユダヤ人達がいるわけ。ユダヤ人というのは特有の思考形態を持っていましてですね。この人(ユヴァル・ノア・ハラリ)もそうなんですけども、結局、共同体よりも個人で見る。それから国家を否定するというよりも、国家観が無いんです。ですから常に、国家というと、実感が無いもんですから、否定するというか、無いものだということで語るわけですね。だけど他の、日本人を含めてあらゆる国の人々は、やっぱり「自分はフランス人だ」「自分は日本人だ」っていうところで話すと、当然自分たちの国家の歴史が、所属する共同体の歴史が出てくるわけですね。
その所属する共同体の歴史の中で、自分の意見を出していくという。まぁそれしか出来ないしですね、子供の時、二十歳まで育った環境っていうのは絶対に忘れられないし、そこで身についてますから、DNAまで身についているとすると、やはりその所属するところというものが、人間の根拠である。
こういう歴史(「サピエンス全史」)は全部個人の歴史として書いてあるんですね。で、家族という単位が出てこない。家族が今崩壊しているということも、実を言うとこのユダヤ人達が、そういうことだから、戦後特に家族というものが、ああいう、このホロコーストを生んだと。あのユダヤ人を憎ませたんだという様な変な論理で、家族崩壊を世界中にばらまいた。特にアメリカがですね。
ところが世界中、みんな家庭を一生懸命保とうとしているのは当たり前の事なんです。みなさんだって、みんなお母さんから生まれてきてるわけですから、お母さん、お父さんがいれば、それが家族ですからね。ですから家族というものが、常に単位であるということ。
人間っていうのは6歳までは、おっぱい飲んだり、お母さんの、あるいは誰かの世話にならないと絶対生きられないんです。一人だと3日で死んじゃうんですからね。一人では生きられないということが大事なことなんですね。
ですからそれが共同体と人間の始まりで、日本人は完全にそういうことが当たり前だというところで生きている民族なんです。
↓続きは動画でごらんください。