マスメディアの新内閣組閣報道のレベルが低い

2018年10月5日(金)の虎ノ門ニュースより。コメンテーターは武田邦彦氏と須田慎一郎氏です。「第四次安倍内閣組閣」についてのコメントです。

※文字起こしは不正確である可能性があります。


武田邦彦 まずね、問題点を指摘しますとまず第一はね、安倍さん以外の三人くらいは有力な首相候補がいて、それぞれの立場もはっきりしてて、その中で首相が選ばれるというのがやっぱりベストだと思います。そういう点では、首相の対立候補があまりいないと。石破さんなんかも、僕に言わせればね、ちょっと政策がはっきりしなかったかなと思います。

「反安倍」では政策にならないわけで、首相ですから「自分の政策はこうだ」ということをはっきりさせないといけないと思います。

もう一つは大臣の今度のね、閣僚人事は僕はものすごい問題だと思う。閣僚人事自身が問題というよりか、むしろ閣僚人事を伝えるマスメディア側が三流解説だもんね。例えばね、防衛大臣がいるんですよ。

居島一平 岩屋毅さん。

武田邦彦 あの人なんかね、何を皆が言っていたかってたらね、煙草がどうのこうのとかね、なんかの防衛の関係の委員会に入っているとか、いや、そんなこと聞きたくないですよ。僕が聞きたいのは、小野寺さんから防衛大臣が変わったことによって、日本の防衛政策がどう変わるのか変わらないのか。岩屋さんっていうのが防衛に対してどういう御論を書かれているのか、それですよ。それから原田(義昭環境大臣)さんもそうだけど、この人もなんか就任早々ゴミ袋とかレジ袋とか言ってるけど、何言ってるのって感じなんですよ。

だけども、それは僕らの責任でもあって、「順送り人事」とかなんか「ゴミ捨て人事」とか言ってるじゃないですか。

居島一平 「在庫一掃内閣」とかね。

武田邦彦 そういうね、僕がジャーナリスト嫌いなのはそういうことしか言わないの。日本のジャーナリストって。それを威張っているわけだ。つまりその、「私は誰彼から聞いたら、この人は今度こういうことで奥さんがどうのこうの」・・。それ、あなたね、いいよ、それ言っても。それは昔から赤新聞とかね、言われたところがやるんで。

居島一平 赤新聞(苦笑)。

武田邦彦 最初はね、最初はやっぱり各閣僚がどういう経験とどういう知識を持って、今度の防衛大臣としては何をやるのか、文科大臣としては何をやるのかということが、大臣になってから分かるんじゃなくて、大臣になるまでに活動してきたことがそのまま大臣として力を発揮するっていうね、そういうちゃんとした政治家を僕らも選ばんといかんね。これも国民の責任だけどね(笑)。

居島一平 ほんと、そうですよね。その人の武器がなんなのか・・

武田邦彦 それから解説者ね。テレビの解説者、絶対に私的なことなんか先に書かずに、それから何回当選とか絶対書かずに、まず政策から書くと。政策とか実績を書いて、その後、付け足しに(私的なことを)書くっていうことをね、メディアのね、コメンテーターもやっぱりそこは制限しなきゃダメだと。全然わかんなくて僕なんかネットで一生懸命ね、今度の防衛大臣どうとか調べて・・。何のためにね、(テレビのコメンテーターが)内閣の解説してるのかわかりませんよ。

居島一平 須田さんいかがでしょうか?

須田慎一郎 だから僕も武田先生がおっしゃるようにね、その大臣の政策がどうか、考え方がどうなのかというところがね、やっぱり必要で、まずそういったことを報道する、伝えるってことが必要になってくるんだろうと思うんだけど、そのことを窺い知る上で、一番必要なのが、その裏側にある、というのかな、今回の組閣閣僚人事がどういった形で行われたのか、その本質はいったい何なのかっていうところをですね、やっぱりその伝えなけりゃならないんですよ。

ところがですね、最近のマスコミってのは武田先生のご怒りもご尤もでね、勉強不足・掘り下げ不足なんですよ、見た目でね、「在庫一掃セール」だとかね、「順送り」だとか、誰でも言えるよ!一平ちゃんだって言えるよ!そんなね、一般の読者とか市民が言えるような事を新聞に書いてどうすんのって。金貰ってんでしょと。ね?

(後略)

続きは動画で御覧ください。

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