米中は全面対決に、チベット相互アクセス法

2018年12月18日(火)の虎ノ門ニュースから文字起こしです。コメンテーターは須田慎一郎氏、ゲストは門田隆将氏です。

※文字起こしは不正確であることがあります。


※「ペイペイ 100億円キャンペーン終了」というニュースについて

(居島一平) アメリカ、中国のチベット規制に対抗する法案可決というね、ウイグルだけじゃないぞというニュース、こちら続いて深入りまいりましょう。共同通信によりますと、アメリカの当局者や記者らが、チベットに立ち入るのを規制する中国当局者に対し、アメリカへの入国を認めないとする対抗措置を定めた法案がアメリカ議会で可決されました。可決されたのは、チベット相互アクセス法で、チベット自治区への自由な立ち入りを促す狙いがあり、トランプ大統領が署名すれば成立します。これに対し、中国は内政干渉だと強く反発していて、トランプ大統領は米中関係の情勢をにらみ署名するかどうか決める方針です。中国当局は自治区での統治の実態が調査され、チベット族弾圧と批判されるのを警戒して外国の当局者や記者の立ち入りを厳しく規制しています。法案は国務長官に対し、法律の成立から90日以内に自治区への立ち入りを規制する中国当局者を特定し、その当局者にアメリカ入国のビザを発給しないよう要求しています。その上でビザを持っていれば、没収すべきだとしていて、チベット立ち入りの状況を毎年議会に報告することも求めています、となっております。

(門田隆将) 貿易戦争からですね、中国のアキレス腱って人権問題じゃないですか。そこにいよいよこのアメリカも本気で乗り出してきたということが、最近出てきてるので、先進国では中国の人権弾圧・抑圧の状況というものがわかっているけど、今までなかなかできなかったわけで、それを遂にアメリカは貿易だけじゃなくて様々な面で中国と対抗していくぞということが、出てきているので来年以降、興味深い戦いが、どんどんどんどん深くなっていくなということですよね。

(須田慎一郎) 今、門田さんが言われたようにですね、ただ単純な貿易戦争ではなくて、完全に中国との全面対決にアメリカが舵をきったんだなと。だからその人権って一番の中国のウィークポイント、弱い所をついてきて、それに対する対抗措置というのが「内政干渉だ」としか言えないわけですからね。三ヶ月、90日間の猶予なんてことを言ってるけれども、貿易戦争でね、90日がすんでも物事決着しないだろうなと。僕は思いますね。

↓詳しくは動画を御覧ください。

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