人類を平等にしてきた4つの出来事とは!?

奥山真司の地政学・リアリズム「アメリカ通信」のこれが現実!民主主義は人々を平等にしない!平等にするのはリセット!つまり、戦争こそが効く!?から文字起こしです。

※文字起こしは不正確である可能性があります。


和田憲治 「国家を平等に導くのは民主主義じゃなかった」ぞという、この今回持ってきたね、エコノミスト、これいい記事ですね。いい記事というか・・

奥山真司 エコノミストのこの記事の中に入っているわけじゃないんですけど、エコノミストのサイトの方に載っかってる、多分、来週か再来週には出てくると思うんですけど。いい記事というか、僕この本知ってました。ウォルター・シャイデル(Walter Scheidel)という方の、日本語でもね、レビュー書いている方、何人かいらっしゃいましたね、二人ぐらい。

great_leveler

奥山真司 一部では話題になってですね、2017年の相当ビジネス界では話題になった記事でございます。どういう内容かというとですね、GREAT LEVELRって書いてあるんですけど、何かというと、この地球上では格差があるのは当たり前だったんですよ。人間社会は。で、人間社会は格差が常にあったんですけど、日本ってどちらかというと格差がないと思われてるじゃないですか?実際その、戦後やっぱり一回国家が全部潰れて、で、昭和で20年からこう再生していく時に一応なんか、ある程度の平等、格差みたいなものは解消されたと。平等になったという風に思われているんですが、今だんだん90年代に入ってからグローバル化でどうだこうだって、格差が広がってきたと言われていますよね。

この本は、そういうのはしょうがない。でも、歴史をずっと長いこと見ていくとですね、その格差を解消してきたものが実は4つあるって言ってるんですよ。人類が、完全にこの人間の格差、社会的な格差を解消できるのは4つだと。これね、きっついですよ。

和田憲治 ちょっと皆さんこれ考えてほしいですね。ちょっと書いてもらいたいですね。格差を無くしたのは何だったんだということを考えながら、(略)、民主主義じゃなかったってことなんですね。

奥山真司 全然民主主義じゃなかったですね。

和田憲治 もう(書き込みが)出てる。「戦争」「科学」「災害」「イノベーション」「革命」。だいぶいい線いってますね。社会主義なんて平等に全然してないですからね。

奥山真司 してないですねー。

和田憲治 「貧困」「テロ」。さすが、やっぱこの番組見てる知識人ですね。さすがリアリズムのCDを聴き込んでいる人がいますけども。これです、人間を平等にしてきたのはこの4つだと。今、市民運動家が平等を訴えたりだとか、市民にパワーをとか、いうことを言ったりとか、ジョンレノンなんかもpower to the peopleだとかいろいろ言ってますし、貧困から救えとかね、格差反対とか言ってる人たちがいますけれども、その彼らがやるべきことをいきなりドンと出しますか。この人(Walter Scheidel)が訴えてるのは、人間を平等にしたのはこれだよと。

  1. 戦争
  2. 革命
  3. 国家崩壊
  4. 疾病

この4つで、チャラになってきたんだという本なんですよね。

奥山真司 この人やっぱり結構批判されてるのが、情報ソースのとり方がちょっと孫引きみたいなことがあるんじゃないかとは言われています。ただ実際この人が言っている大枠は僕正しいと思います。

和田憲治 結構この、今回、皆さん書き込んだ中でほぼ当たってますからね。簡単に言うと、どれだけ人が死ぬかという事にかかっている。戦争でしょ?革命でしょ?国家崩壊でしょ?疫病でしょ?もうこれ全部、人が死なないと平等ってのは作れない・・

奥山真司 人が死ぬかどうかってのは一応措いておいてですね、このシャイデルさん何を言っているかというと、問題はですね、やっぱりその格差が解消する時には、その時のエスタブリッシュメント、つまり支配階級の持っている構造がおじゃんにならなきゃ駄目なんです。

和田憲治 そうですね、確かに。

奥山真司 それはまさに革命であり、まぁ革命と言っても何だかんだいって、今まで持っていたこの資本家みたいなものを、別のところが潰して、その人が支配者になるだけなんですけど。基本的にはそう、リセットです。

↓続きは動画で御覧ください。

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