坂東忠信氏が解説する中国退役軍人の暴動

Channel AJERの『中国全土から集まる解放軍退役軍人の暴動①』坂東忠信から文字起こしです。2018年10月14日に公開された動画です。

※文字起こしは正確でないことがあります。


(前略)

今日は、中国で発生しました退役軍人のデモについてお話しますね。退役軍人というのは、いうまでもなく中国人民解放軍の退役軍人です。で、中国の兵隊さんっていうのは、日本の自衛隊ってのはこれ公務員ですけどね、中国共産党の兵隊さんなんですね。中国の兵隊ではなく、中国の軍隊ではなくて、簡単に言うとですね、政党が軍隊持ってるんですね。自民党、ミサイルとか持ってないですよね?そのように考えるととんでもない話で、一番大きな与党が、まぁ一党独裁なんですけど、実際にはちっちゃい色んな党は実はもう発生してるんですね。議員がいないだけで。そういう党と名乗っているところも、あるみたいなんですけれども、そういうのは報道されないし、規模も小さいし、でかくなったら潰されると。その中で、一党独裁の与党というと何か変ですけど、与党の中国共産党が持っている軍隊というのが、人民解放軍なんです。中国の軍隊ではなく、党の軍隊ですね。

そういった党の軍隊の退役軍人の暴動がいよいよ発生いたしました。今ちょっと聞いたところによると、(略)、日本のテレビをほとんど見てないので、どの程度報道されてるのかわかんなかったんですけども、デモが発生したという風に伝えられているようですけども、これ暴動ですね、完全に。結構ですね、これくらいのぶっとい棒、私の背丈、私176くらいありますけれども、私の背丈よりも長そうな棒を、(略)、そういうのを持ってきて、機動隊とぶつかりあって、ボコボコにしたり、ボコボコにされたりということが発生しています。

こういった内容がテレビで報道されていないということを前提に、順番を追ってお話していきますとですね、まずですね、その前触れはずっと前からあったんですね。解放軍のOB、退役軍人に対する待遇がよくないとかですね、こういったところでは優遇されるといったものがどんどん削減されてきてですね、それに対して、権利を維持すると。中国では維新の維と書いて、権利の権と書いてですね、権利を保護するという意味なんですけど、(略)、6月23日に江蘇省というところにあるですね、上海のちょっと上の方なんですけど、そこのチンコウシというところで、中国の退役軍人が皆集まってきたということで、一つニュースになってました。

それから8月の24日には四川省の省都である成都市というところでですね、(略)、ここでもですね、千人を超える退役軍人が権利主張・権利確保のために集まったんだけども、逆にむこうの警察、機動隊ですね、武警とか特警、(略)、こういった部隊に囲まれてボコボコに殴られちゃったりとかですね、それから9月の10にもまた四川省で、あったんですね。省政府などの部門に権利維持を訴えて、また集まったという下地があったんです。

↓2018/9/10 四川省の動画

こういうのを見るとですね、日本で、例えばニュースでデモとかって伝えると「みんなで権利を勝ち取るぞー」とかって、こうやってやっているようなイメージがするんですけども、中国のデモっていうのは、デモと暴動を一緒に数えてたくらいですからね。2011年だったかと思います、(略)、その頃までは、中国の暴動の件数ってのは発表されていまして、確か年間11万件。年間11万件まではカウントされて発表されていたんですね。

↓続きは動画で御覧ください。

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