積水ハウスは関西生コンにびびった?須田慎一郎氏が解説する関西生コン逮捕

2018年11月30日(金)の虎ノ門ニュースから文字起こしです。コメンテーターは武田邦彦氏と須田慎一郎氏です。

※文字起こしは不正確であることがあります。


居島一平 では「関西生コン支部 幹部ら8人逮捕」。

武田邦彦 これねー、簡単なニュースのように見えて僕はね、大きいと思うんだよ。

居島一平 産経新聞の記事を一部割愛してお伝えします。「生コン業界の労働者で作るいわゆる関生支部の幹部らによる業務妨害事件で、滋賀県警組織犯罪対策課は27日、大手住宅メーカーの施工現場で、現場責任者らに因縁をつけて工事を妨害したとして、威力業務妨害の疑いで関生支部の幹部ら8人を逮捕しました。逮捕容疑は、共謀して平成29年の2月から3月に大津市内の住宅建築現場で、現場責任者や作業員に対し、『ブルーシートが現場からはみ出ているが、道路使用許可は取っているのか』などと因縁をつけ、工期を遅らせるなど業務を妨害したとしています。県警によりますと、業務を妨害された大手住宅メーカーは同年3月、関生支部と提携関係にある業者に契約先を切り替えていました。県警は大手住宅メーカーに対して圧力をかけることで、関生支部と提携関係にある業者と、生コンクリートの供給契約を結ばせる狙いがあったとみて調べております」と。

須田慎一郎 これでね、合計26人の逮捕に至ったわけですよ。この関生支部の。これまでにね。大阪府警、滋賀県警ともに、合わせてということ。もちろん、そのトップの武建一容疑者・被告も入れてですけどね。にもかかわらずですよ、これだけの事が起こっているにもかかわらず、実は報道しているのが、この産経新聞と京都新聞。地元の、京都・滋賀は一体化してますからね、滋賀には地元紙が無いもんですから、地元の京都新聞が書いているということだけなんだけども、何で報道しないのかってね、バンバンバンバン報道されちゃうと僕の存在価値も無くなっちゃうからね(笑)、報道してくれないほうがいいんだけど。

居島一平 実はですね、本日の須田さんのご登場を楽しみにお待ちしている方がいまして。別の曜日でご出演の上念司さんが、この件に関して別の曜日にコメントされてらっしゃるんですけど。VTRご覧いただけますか?

(11月23日の上念司氏のコメント)→上念司氏が語る「関生支部トップ逮捕」とそれを報じないテレビ

居島一平 命が危ないとまで、上念さんおっしゃってましたけど。須田さんよろしくおねがいします。

須田慎一郎 教えるわけねーだろ、そんなもん。この件については私の方で後で、山田プロデューサーに教えておきますが、どっかのタイミングで山田さんにね。(略)ただね、どうなんですかね、今回もね、滋賀県警組織犯罪対策課、マル暴対策ですよ、ここは。だから、組織暴力という認識・認定をしたんですよ。しかもね、いまだ暴力団だってこんなことしねーだろみたいなね、これね、何で産経も実名書かないのかなと思うんだけども、大手住宅メーカーってのは積水ハウス。で、積水ハウスっていえば、あの五反田の駅前で55億円騙されたところ。あの時はバンバンバンバン実名書いといて、こういう肝心な時に書かないってのはおかしーだろ、おめぇらよみたいなところがあるんだけれども。

居島一平 どんな配慮なんですかね?

須田慎一郎 で、「ブルーシートが現場からはみ出ているが道路使用許可は取っているのか」って(笑)、今どきこんな因縁。おまえ何の関係があるんだっていうことなんですよ。で、それに積水ハウスというね、大手住宅メーカーが震え上がっちゃって、今どきさ、暴力団※◯(聞き取れず)お金渡しますから、よしなに、なんてないですよ。おしぼり買ったりさ、観葉植物リースしてもらったり、そういう形で、形を変えてお金を出すだけでしょ。

居島一平 迂回してね。

須田慎一郎 同じことなのよ。「おしぼりの代わりに生コン買え」っていう話だから、これ。まさにね、それこそ昭和の時代の暴力団のやり口そのままだなー。いったいこれは、どこからこういうやり方を学んだのかってね。私そこに興味があったんですよ。そこでなんですが、武田先生、私ね、こう見えても「関生マニア」と言われてましてですね。スペシャリストなんです。今日はこんなものをお持ちしました。

居島一平 またマル秘グッズが登場ですね。

武建一著労働者の未来を語る

須田慎一郎 武建一「労働者の未来を語る」。「人の痛みを己の痛みとする関生労働運動の実践」という・・

居島一平 こんな本をこの間逮捕された武建一容疑者が。

須田慎一郎 これ2007年に出してるんだけれども、その中にですね、非常に興味深い一文が。別にdisるために持ってきたわけではなくてですね、武建一さんの活躍、数々の武勇伝をちょっと今日は、ご紹介させていただきたいなと。これ本に書いてあるんですけどね、「度重なる委員長殺害計画」って(笑)一節があって。

居島一平 (笑)いきなりですか。

須田慎一郎 「まず1981年に私を拉致監禁し溺死体にするという事件があった」。これ日本語おかしいけどね。溺死体にしようとする事件があったということなんだけども、「関連した会社の名前を出すのは差し控えます、というのは当時と違ってこの会社は現在、反省して健全になってるからです」と。

居島一平 ハハハ(笑)すごい文章ですね。

須田慎一郎 これ殺害しようとしたのは、大日本正義団って、ほら鳴海清というね、山口組三代目を狙撃したあの人、鳴海清の出身母体。ここには書いてませんけどね。えー、大日本正義団を使った会社が反省して健全になってりゃいいのかっていう(笑)。

居島一平 ごめんさない。ちょっと面白すぎて・・

須田慎一郎 「この事件は容疑者が一千万円ずつ金を出して、当時の山口組の有力な組員マツモトカツミさんに依頼したという事件です。このマツモトさんはもう亡くなっているので、名前を出しても構いません」。「この事件で私が助かったのは」、ここから大事なんですよ。「同じ徳之島出身の山口組の佐々木道雄さんという方が私を拉致監禁するよりも、話し合いをした方がよいと仲介してくれたおかげです。しかしこの時も一歩間違えれば殺されるところでした。実はこの佐々木さんには、1979年にも助けられています。この時はまさしく殺される寸前までいった」って。すごいでしょ?本当に書いてあるんだからね。

居島一平 すごい文章ですね(笑)

須田慎一郎 そうなんですよ。

居島一平 労働運動とかそういう話じゃなくなってませんか。

武田邦彦 これ、どこ出版?

須田慎一郎 社会批評社っていう立派なところから出てます。で、ということはですよ、拉致・・、聞いてよ。笑ってないで。出演者なんだから。しかも司会だから。

居島一平 すいません(笑)先生も熟読しないでくださいよ、もう。

須田慎一郎 そうするとね、「拉致監禁するよりも、話し合いをした方がよい」とね、勧めて仲介してくれたわけでしょ。拉致監禁して殺そうって奴がさ、話し合いして「よしわかった」って「俺もう納得したから」って「じゃあ、解放してあげよう」ってなるのかっていうね。その話し合いってのはやっぱり、金銭のやり取りがあったとしか考えられないよね。じゃあ、その労をとってくれた佐々木道雄さん、この方もですね、結構大変な幹部なんですよ、山口組の。その後に山一戦争で一和会に分裂しますよね。で、一和会のNo.3だった人。大幹部です。ですから、この山口組の大幹部が動いたから、要するに拉致監禁したサイドも、解放せざるをえなかった。大体そういう時の暴力団というのは、「解放するのはいいけど、こっちの顔も立ててくれよ、おめーよぉ」と「誠意を見せろ」みたいなね。そういう事になって、金が動く。間に入ってくれた人にも、もちろん金が動く。という形になったんですね。はっきり言ってね、これ以降ずっと暴力団との関係が続いていくんだけれども、面倒見という形でね、バックアップ体制といったらいいのかな。ケツ持ちを◯◯(聞き取れず)体制があるんだけれども、やっぱりね、暴力団とは非常に親しい関係にあったんですよ。それがゆえに、そのやり口は熟知してるわけですよ。それがこれに活かされてると。

↓続きは動画で御覧ください。

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